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【イギリス】植物性たんぱく質には早期閉経のリスクを下げる効果がある!?

黒大豆豆腐・大豆・ナッツ類といった植物性たんぱく質を豊富に含む食品を日常的に食べている女性は、早期閉経のリスクを最大60%減少させることができるということが最近の研究で分かりました。

イギリス人女性のおよそ10人に1人が45歳までに閉経を経験しています。
これは一般的に早期閉経と考えられ、このような早期閉経は心臓病・骨粗しょう症・認知力の低下といった症状のリスクを増加させてしまいます。今までは、早期閉経というのは遺伝に関係するもので避けられないものである、特に時期早くして思春期に達した女性は早期閉経になりやすいと考えられていました。

しかし最近の研究によって、食事習慣を変えることで早期閉経のリスクを下げることができるということが判明したのです。研究を行ったマサチューセッツ州にあるハーバード大学の公衆衛生学部の研究者は、豆腐や大豆に含まれる植物性たんぱく質を頻繁に摂取することで、早期閉経のリスクを下げることができるということを発見したのです。

どのように研究は行われたのか?

研究者は1991年から2001年までの12年間およそ12万人の女性を対象にして、その女性らが閉経を迎えるまで追跡調査をしました。そして次のようなことを発見したのです。

豆腐・大豆・ナッツ類・パスタ・玄米・穀物などに含まれる植物性たんぱく質を1日の総カロリー摂取量のうち9%摂取している女性は、1日の総カロリー摂取量のうち4%以下しか植物性たんぱく質を摂取していない女性に比べて、早期閉経のリスクが59%も低かったということが分かったのです。

植物性たんぱく質の効果

閉経は平均で51歳に起こるとされ、それはつまり身体がエストロゲンや他の性ホルモンを体内で産生するのを止め、女性の生殖活動が終わることを意味します。
植物性たんぱく質は、この生殖活動が終わるのを妨げる効果があると推測されています。

・研究を行った研究者は次のように述べています。

「植物性たんぱく質は卵巣を保護し、生殖作用の鍵となる卵胞の枯渇を減らす能力があると考えられます。」

「植物性たんぱく質を摂取することがどのように卵巣の老化と関連しているのかと深く理解することで、女性の早期閉経の発症およびそれに関連する疾患を改善する方法を見つけ出すことができると期待しています。」

研究対象にあった女性の中で、実際に総摂取カロリーのうち9%が植物性たんぱく質で、早期閉経のリスクを59%も減少させたという女性はごくわずかだったそうです。
しかし、総摂取カロリーのうち植物性たんぱく質が6.5%に達した女性は数多くいたそうで、そういった女性は早期閉経のリスクを16%ほど減少させたそうです。

1日2000カロリー摂取する女性が、植物性たんぱく質を6.5%摂取しようとする場合

32.5グラムの植物性たんぱく質が必要になります。これはつまり、パスタ・朝食シリアル・豆腐・ナッツ類といった食品を3~4食分に相当します。

パートタイム・ベジタリアンのすすめ

American Journal of Epidemiology(アメリカの疫学誌)に掲載されている内容によると、ベジタリアン(菜食主義)の女性はより多くの植物性たんぱく質を日常的に摂取しているそうです。
しかし必ずしもベジタリアンになる必要はなく、積極的に野菜や豆腐・穀物・ナッツ類を摂取しようという姿勢が大事なんです。

Mintel(市場調査会社)が昨年発表した数字によると、イギリス人のおよそ35%は週に数日だけ肉を食べずに野菜だけ食べるという日を設けている、いわばパートタイム・ベジタリアン(パートタイムの菜食主義者)であるということが分かっています。

彼らは週の中で数日だけ肉を食べるのを控えて、代わりに野菜やナッツ類・穀物・豆腐といった植物性たんぱく質を含んでいる食品を食べているのです。週に数日間だけパートタイム・ベジタリアンになることで、植物性たんぱく質を無理せず摂取できるでしょう。

関連する過去の研究

・JAMA(医学誌)に掲載されている過去の研究によると、早期閉経を経験した女性というの冠状動脈性心疾患にかかるリスクが50%、心臓発作によって死亡する可能性が11%、何からかの原因で早死にしてしまう可能性が12%高くなるということが分かっています。

・パートタイム・ベジタリアンや完全なベジタリアンである利点は、早期閉経に対する効果にとどまらないようです。スペインのナバラ大学が今年の5月に行った研究で、毎週の肉の摂取量をわずか25%減らした人は、肥満リスクを43%減少させることができるということも分かっているんです。

早期閉経の危険性

45歳になる前に閉経に至った女性は、心臓発作や狭心症といった冠状動脈性心疾患のリスクが50%増加します。オランダのエラスムス大学医療センターが行った研究によると、体内のエストロゲンは心臓に対して'有益な保護作用'を働くということが分かっています。閉経は体内で起こるエストロゲンの産生を止めてしまいます。閉経によって体内のエストロゲンが失われることで、心臓に関連する病気のリスクが高まってしまうのです。

[2017年6月26日 MailOnline by Ben Spencer Medical Correspondent]

via:Eating more vegetable protein in the form of tofu, soya and nuts could slash the risk of an early menopause by 60 per cent/ translated by sirokuma / edited by nao

追記:
植物性たんぱく質が豊富に含まれる食材一覧

・ギリシャヨーグルト(脂肪ゼロ)      
・低脂肪のカッテージチーズ       
・マッシュルーム                   
・牛乳
・納豆
・パルメザンチーズ
・枝豆
・ココアパウダー
・ゆで卵
・レンズマメ
・オーツ麦
・白豆
・山羊チーズ
・グリーンピース
・小麦胚芽
・ライマ豆
・豆腐
・アオマメ
・ヒヨコマメ
・かぼちゃの種
・フェタチーズ
・全粒粉/全粒小麦のパスタ
・ピーナッツ/ピーナッツバター
・ソバの実
・アーモンド
・キノア(キヌア)
・スイートコーン
・玄米

解説
翻訳記事とは別に植物性たんぱく質を含む食材を追加しました。
当然ながらササミなどの動物性たんぱく質ではダメなようですね。

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