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セントジョンズワートとは


セントジョンズワート(セイヨウオトギリソウ/Hypericum perforatum L)はヨーロッパ由来の開花低木です。聖書に出てくる洗礼者ヨハネ(John the Baptist)の誕生日に咲くことが多いという事実から、その名前が付けられました。

セントジョンズワートの花や葉には、ハイパーフォリなどの活性成分が含まれています。セントジョンズワートは、市販されているサプリメント/お茶/液体物 などから摂取することができます。うつ病や更年期障害の症状を治療するために使用されています。
日本やアメリカではサプリメントとして販売されていますが、ドイツやオーストラリアでは医薬品(処方箋が必要)として扱われています。

セントジョンズワートの効果

■うつ病

セントジョンズワートは、軽度から中程度のうつ病の治療に効果があるということが研究によって分かっています。その効果は処方薬のうつ薬と同程度であるとされていますが、セントジョンズワートは多くの薬に相互作用を及ぼすので注意が必要です。

[※1] 研究により、選択的セロトニン再取り込み阻害薬と同様の効果があることが示唆されています。
重いうつ病/状態に対する効果はないと考えられていますが、不安を軽減する効果は化学的根拠あり。
これらの抗うつ作用はセントジョンズワートに含まれるヒペリシンとヒペルフォリンという物質により、気分を司る神経系の化学伝達物質に作用するものです。
尚、有効性レベルは②=「おそらく効きます」
■更年期障害の症状

研究によると、セントジョンズワートはブラックコホシュと一緒に摂取されることで更年期症状を軽減する効果があるとういことが分かっています。セントジョンズワート単体で摂取しても、更年期症状を軽減する効果は少ないです。

[※1] 有効性レベルは③=「断言できませんが、効能の可能性が化学的に示唆されています」
化学的根拠は予備段階ですが、PMSの症状を軽減する働きも示唆されています。
■身体化障害
[※1] セントジョンズワートによる治療を6週間継続することで症状が軽減。
同じく有効性レベルは③
研究では1回600mgの特定エキスを摂取。(突然の使用中止で禁断症状が出る恐れあり。)
■創傷治療
[※1] Gol-Daru Company/Goldaru Pharmaceutical Company(イランの医薬品会社)のセントジョンズワート軟膏を1日3回、16日間の使用により、創傷(主に切り傷)治療を促進させ、帝王切開後の瘢痕(要は手術/傷あと)
同じく有効性レベルは③

解説
Goldaru Pharmaceutical Companyでは主にハーブを使用したサプリメントや医薬品を研究開発しているようです。
ハーブとはいえカモミール(カモミラエキス)なんかはコスメにも配合されていますが、抗炎症作用などしっかりした作用が認められています。
セントジョンズワートも然り。
逆に言うと素人が安易に使える素材ではないのかもしれません。
■その他の症状には...

さらに以下のような症状はいまだ科学的な裏づけがないものの、セントジョンズワートに緩和させる効果があると信じられている症状の一覧です。

注意欠陥多動性障害(ADHD)/社交不安症/C型肝炎/過敏性腸症候群/糖尿病神経障害/口腔灼熱症候群

[※1] これら以外にもガンなど色々可能性は示唆されていますが、化学的な根拠はありませんし、研究段階では症状の改善はしないとされているものも存在します。特にHIV/エイズに関しては効果がないと示す証拠が得られている とのこ事。

尚、バストサプリに配合されている場合もありますが、どの文献でも全く触れられていないので豊胸作用はないとみて間違いないでしょう。

他の薬に与える相互作用

セントジョンズワートと、処方されている薬を組み合わせて使用する場合は、必ず事前にかかりつけの医師に確認するようにしましょう。特に以下のような薬と同時に摂取することは避けましょう。

・アルプラゾラム
・抗うつ薬
・精神安定剤
・ブプロピオン
・一部の抗がん剤(イリノテカン/ドセタキセル/イマチニブ)
・一部の免疫抑制薬(タクロリムス/シクロスポリン)
・ジゴキシン
・フェキソフェナジン
・抗HIV薬
・オメプラゾール
・フェニトイン
・ボリコナゾール

[※1] この他、かなりの数の相互作用が確認されており、サプリメントに関してもまだ明らかになっていないものの、可能性はありますのでお薬やサプリメントを常飲している方は必ず医師の指示を仰いでから使用しましょう。 [※2] 単体のセントジョンズワート自体が悪い訳ではなく、肝臓での薬剤代謝酵素に影響を及ぼし、他の医薬品の血中濃度を変化させてしまう為です。

副作用

一般的なセントジョンズワートの副作用は以下のようなものです。

・睡眠障害、不眠症、怪夢をみる
・不安感、不穏感
・胃の不調、下痢
・皮膚の発疹
・頭痛、めまい
・疲労感

これらは一般的なもので、他の副作用が生じる可能性もあります。少しでも身体に異常を感じたら、すぐに病院に行きましょう。
妊娠中もしくは授乳中の女性もまた、セントジョンズワートの摂取を控えてください。

[※2(文献:BMJ321:536:539,2000)] 一番多く確認されているのは口渇感(口やノドが渇く感じ)の割合が多く、うつ病治療薬のイミプラミンと同じ結果。但し、治療薬と比較して副作用が少なく、しかも効果は同等。

摂取方法

セントジョンズワートは、錠剤/カプセル/お茶/液体 といった様々な方法で摂取することが可能です。その際は、パッケージやサプリメントに記載されているラベルの指示に必ず従ってください。
さらにセントジョンズワートの摂取は、成人の場合12週間まで、子供(6~17歳)の場合8週間までにとどめてください。

セントジョンズワートの摂取によって睡眠障害を起きる場合は、起床後の午前中などに摂取すると良いでしょう。

保管上の際は湿気/熱/光から離れた室内で保管しましょう。光などにさらされると、セントジョンズワートに含まれる活性成分が損なわれる可能性があります。

[※1] 更に医師の指示なしに2ヶ月以上の摂取は行わないこと とあり。
[※2] うつ症状の場合、臨床試験では4~8週間。実際飲む場合は即効性はないので2~3週間/1日500~900mg摂取 最大でも1,800mgまで。

via:[2017年10月 Mayo Clinic by Mayo Clinic Staff]/[Drugs.com] / translated by sirokuma / edited by nao

引用/出典:[※1]ナチュラルメディシン・データベース/[※2]サプリメント事典 第3版


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