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女性の更年期障害のメカニズムとは。基礎知識と対策方法を知ろう

更年期とは?

更年期は、'閉経'が起こる'前後10年ほど'の期間を指しています。
一般的に女性は40代~50代で経験するものだとされています。

女性の閉経期又は閉経後障害の年代別割合

女性の閉経期又は閉経後障害の年代別割合

女性の閉経期又は閉経後障害の年代別割合(平成25年度の性・年齢階級・傷病(複数回答)別にみた通院者率/厚生労働省調べ より算出/端数四捨五入)から観ると、40代から始まり、50代でピークを迎えているようです。

閉経とは?

閉経は体内のエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が止まり、1年間ほど生理が止まっている状態のことを指します。性成熟期である18~40代半ばまでの間であった女性ホルモンの量と比べると半分やそれ以下まで少なくなるケースもあるのですが、女性ホルモンは女性の体の機能の管理を受け持つ存在です。

通常、51歳前後で起こるとされています。子宮摘出もしくは化学療法などによって卵巣が損傷している場合は、40歳になる前に閉経を経験する女性もいます。

そのように40歳になる前で起こる閉経は、'早発閉経(早期閉経)'と呼ばれています。
一般的に閉経が起こる年齢は、遺伝子によって左右されています。

閉経は3つの段階に分けられます。

■閉経前期(更年期前期)

閉経が起こる数年前に始まり、閉経が起こるまでの期間を指しています。一般的に47歳前後で女性はこの期間に突入します。エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が徐々に減っていき、生理が不規則になってくる期間ですが生理が止まることはありません。閉経が起こる前なので妊娠する可能性も残っています。

閉経直前の1~2年では、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が著しく低下します。その頃から、のぼせ/ほてりといった更年期障害の症状に気づき始めることでしょう。

■閉経(更年期中期)

女性が最後の生理を終えてから~1年ほどの期間を指しています。この期間で、卵巣からの卵子の放出およびエストロゲンとプロゲステロンの分泌が止まるのです。これは生殖機能および生理の終わりを意味します。1年ほど生理を経験しなければ、閉経(期)と判断することができます。のぼせ/ほてり・膣の乾燥・睡眠障害・他の症状といった更年期障害の症状が一般的になってくる期間です。

■閉経後期(更年期後期)

最後の生理を終えてから1年経って(閉経)から、その後数年の期間を指しています。この期間では、ほとんどの女性が経験する'のぼせ/ほてり'といった更年期障害の症状が徐々に緩和していきます。しかし閉経後のエストロゲンの喪失が続いている状態であるため、以下のような様々な健康問題のリスクが高まっていきます。 (更年期障害の症状とは別のもの)

・骨粗しょう症
・心臓病
・膀胱機能の異常
・アルツハイマー病
・肌の弾力性の低下(しわが増える)
・筋力の低下
・白内障や黄斑変性症といった視力の低下

■更年期障害の症状一覧

・のぼせ/ほてり
・突然の発汗
・生理不順
・気分のムラ
・疲労感
・うつ病
・いらだち
・動悸
・関節と筋肉の痛み
・性欲の減退
・膣の乾燥
・頻尿
・睡眠障害
・頭痛

症状の程度は人によって異なります。また必ずしも全ての女性にこのような症状が現れるわけではありません。上記に関する不調や自律神経失調症に似た症状があれば医者に相談するのが一番ですが、

女性ホルモンの欠乏を考慮せずに、症状ごとの対症療法を実施しても症状が改善しないことがある。(引用:厚生労働省 より)

という事も更年期障害を判断する1つの指標ともなります。

更年期障害の症状を軽減する方法

更年期障害の症状に悩んでいる場合、以下のような方法が存在します。

生活習慣の改善

健康的な食事と定期的な運動は、更年期障害の症状を最小限に抑えて、身体全体の健康を維持するのに役立ちます。多量の喫煙・飲酒といった習慣を無くすことも、更年期障害の症状を軽減する上で有効です。他の改善策は、カフェインやスパイシーな食品の摂取を控えたり、厚着をなるべくしないということです。
なお膣の乾燥に関しては、モイスチャークリームや非エストロゲン保湿剤が役に立つでしょう。

ヨガ・エアロビクス・瞑想(呼吸訓練)も

これらの運動、瞑想は更年期障害の症状である'いらだち'を軽減させ、のぼせ/ほてりといった症状も軽減させる効果があります。
さらにヨガやエアロビクスといった運動には睡眠障害を改善する効果もあります。ちなみにヨガは運動と瞑想を合わせたようなイメージで行います。

ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の症状が中度から重度である場合はホルモン補充療法(HRT)と呼ばれる療法によって、エストロゲンとプロゲステロンが配合された配合剤を服用することで改善することができるでしょう。

この配合剤(エストロゲン+プロゲステロン)は子宮摘出手術を受けていない女性のみに処方されます。子宮摘出手術を受けた女性の場合は、変わりにプロゲステロンを除いたエストロゲン単剤が処方されます。
ホルモン補充療法(HRT)は更年期障害の治療のみならず、骨粗しょう症や心臓病の予防にも用いられているのです。

ハーブやサプリメント

ブラックコホシュは更年期障害の症状を治療する最も効果的なハーブの1つであると知られています。原産地は北米で、特にブラックコホシュの根の部分が更年期障害の症状を軽減する効果があるとされています。ブラックコホシュに関する研究で判明しているのは、ブラックコホシュの根は特にのぼせ/ほてりの症状に効果を発揮するということです。肝臓に問題がある人は、ブラックコホシュの摂取は控えましょう。

■亜麻仁

亜麻仁および亜麻仁油は、軽度の更年期障害の症状を軽減します。亜麻仁は女性ホルモンのバランスを整える'リグナン'という成分の豊富な供給源であるためです。
ただ、亜麻仁油にはα-リノレン酸のみで肝心なリグナンが含まれていないという文献もあるため、更年期障害の対策で利用するのであれば、深く考えずに亜麻仁以外の製品を探すのが良いかもしれません。

レッドクローバーに含まれる植物性エストロゲンは更年期障害の症状を緩和します。

40歳以上の更年期女性53人を対象にして、レッドクローバーの抽出物(1日80mg)を90日間摂取するという実験が行われ、実験対象者の体重変化は無く(脂肪指数に影響は無かった)、更年期障害の症状が軽減され、コレステロール値が下がったということが分かっています。

ワイルドヤムは更年期障害の症状を軽減する天然の治療薬となり得ます。ワイルドヤムに含まれるいくつかの成分は、エストロゲンとプロゲステロンに非常に似た性質を持っているためです。

 ・デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
DHEAとは男性ホルモンの一種です。ある研究によってDHEAのサプリメントは性欲の減退や、のぼせ/ほてりといった更年期障害の症状を軽減するということが分かっています。ただDHEAサプリメントの過剰摂取は、乳がんのリスクを高めてしまう可能性があるので注意しましょう。

DHEAの代用としてワイルドヤム(自然薯など)に含まれるジオスゲニンもよいでしょう。

■朝鮮(高麗)人参

ある研究によって、朝鮮人参が更年期障害の症状を軽減するということが分かっています。
倦怠感や不眠症、更年期からくるうつ症状に有効とされていますが、ほてりに関しては改善が観られていないようです。
また、これらは有効成分のジンセノサイドによるものとされていますので、朝鮮人参の製品を探す場合はジンセノサイド4~7%配合されたものが良いです。(書籍/ナチュラルメディシン・データベースより)

■セイヨウオトギリソウ(セント・ジョンズ・ワート)

セイヨウオトギリソウは軽度~中度のうつ病の天然治療薬として知られています。さらには気分のムラを軽減する効果もあります。更年期に対しては先述したブラックコホシュとの併用にて症状の緩和が認められています。
エイジングケア用のクリームにも配合されていますが、口腔摂取する場合も基本的には安全とされています。
しかし、薬との飲み合わせについては特に相互作用するものが多いので必ず医師に相談しましょう。

更年期のアメリカ人女性は、更年期のアジア女性に比べてのぼせ/ほてりといった更年期障害の症状を発症する可能性が8倍ほど高くなっていますが、この要因としてアジア人女性は、大豆を摂取する機会が多いことがその説明となるでしょう。研究によって、大豆はのぼせ/ほてりといった症状を軽減する効果があるということが分かっています。

味噌や豆腐、納豆など身近な食品にも含まれているため、食事を変えることにより更年期障害を緩和できるようになってきます。
特に、和食を積極的に食べるように食生活を改善することで、女性ホルモンの働きを助けられるようになり、更年期障害による症状を抑えることも可能になります。
日本では大豆イソフラボンに摂取制限が設けられていますが通常の食事+サプリor特定保健用食品では超えない程度に設定されています。

尚、日本の大手メーカーで多く販売されている更年期向けのサプリメントは大豆由来のエクオールと呼ばれる成分を配合しています。
このエクオールは、穀物に馴染みの深い日本人であっても5割程度の人にしか体内で作り出す事ができないので、サプリとして摂取するのが一番良いです。

■ビタミンE

ビタミンEには体内のホルモンバランスを整える効果があり、更年期障害の症状を軽減するのに役立ちます。

■冷たい飲み物

冷たい飲み物はより身体を冷たくさせて、のぼせ/ほてりや夜間の汗などを防ぎます。冷たい水やフルーツジュースに抗酸化ビタミンを加えると効果が増します。
(成分から考えると、冷たい豆乳や100%ザクロジュースが良さそうですね)

但しカフェインやアルコールを含む冷たい飲み物は避けましょう。
カフェインとアルコールが持つ利尿作用によって脱水状態が引き起こされる可能性があり、のぼせ/ほてりの症状を悪化させてしまう恐れがあります。

これらブラックコホシュ・チェストベリー・月見草オイル・亜麻仁油・イソフラボンなどが配合されたサプリも販売されています。

解説
これらの(リンクが貼られている)素材は、亜麻仁も含め植物性エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンに似た作用を持つものです。
解説
バストアップ向けの成分として掲載していますが、メカニズムは同じなので上記以外にも植物性エストロゲンを多く含んだ素材は沢山あります。

プエラリアアグアヘチェストツリーフェヌグリーク(コロハ)ザクロなどなど。
聞きなれた素材も多いかと思いますので、果実として食べてみたり、ハーブティとして飲んでみても良いでしょう。


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