大豆イソフラボンの効果や副作用とは

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大豆イソフラボン

大豆イソフラボンとは

大豆イソフラボンが有名ですが、豆科に含まれている成分で植物性ポリフェノールの一種であり、女性ホルモンと似た作用を持つ為、フィトエストロゲン(植物エストロゲン)とも呼ばれます。

この大豆イソフラボンは大豆胚軸から抽出され、ダイジン、ゲニスチン、グリシチン、マロニル配糖体、アセチル配糖体、アグリコンで構成されており、大豆の「えぐみ」を生み出す成分です。

当然、納豆など豆を加工した食品にも含まれ、大豆イソフラボンを1%以上含む食品は「大豆イソフラボン加工食品」と表記できますが、それ以下(0.1~1.0%未満)の場合は「大豆イソフラボン含有食品」としか記載できません。

イソフラボンの効果・効能

■骨粗鬆症、更年期障害の予防と改善、コレステロールの低下、動脈硬化予防、抗酸化作用、乳ガンの予防、PMS、バストアップ など

骨粗鬆症やコレステロール値の低下では、特定保健用食品にもなっていますが、バストアップや更年期対策にも大豆イソフラボンが効果的です。
前述した通り、大豆イソフラボンはフィトエストロゲン(植物エストロゲン)で女性ホルモンと同じような役割をします。
女性ホルモンは体をより女性らしくする働きがあり、胸が大きくなるのも女性ホルモンによるものになります。
実際はエストロゲン作用と抗エストロゲン作用の両方の作用がありますが、これが相反するのではなく、女性ホルモンのバランスを保つために役立っています。
但し、どちらの作用も他の植物エストロゲンよりも効果が弱いと言われています。

欧米では75%もの女性が更年期のホットフラッシュを経験するとされているが、日本の女性は25%以下なのは
毎日50mg相当のイソフラボンを大豆などの食品から摂取しているためといわれています。
(出典:アサヒフードアンドヘルスケア株式会社 より)

また、有効成分の1つゲニステインには強い抗酸化作用があるので、生活習慣病にも有効ですし、乳ガンの予防も担うのもゲニステインの作用によるものだとされています。

・2016年の研究発表により、「大豆やイソフラボン摂取は乳がんになる危険性を下げる可能性がある」という報告があります。

・2016年 愛媛大や東京大などの共同研究チームにより「大豆製品をたくさん食べる妊婦ほど、妊娠中のうつ病になるリスクが減る」と発表されました。

妊娠うつ、大豆でリスク減=食べるほど効果―愛媛大など

大豆製品をたくさん食べる妊婦ほど、妊娠中のうつ病になるリスクが減ると、愛媛大や東京大などの共同研究チームが31日発表した。研究成果は独学術誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ニュートリション電子版に今月15日掲載された。

 共同研究チームは、妊婦1745人を対象に、日ごろどんな食生活を送っているかアンケートを実施。その上で、納豆や豆腐、みそ汁といった大豆製品にスポットを当て、摂取量の多い順に四つにグループ分けし、うつ病との関連を分析した。

 その結果、摂取量の多い方がうつ病の有症率が低く、1日当たり約93グラム食べた最多のグループは、同約21グラム食べた最少のグループに比べ、有症率が37%低いことが分かった。

 共同研究チームによると、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ており、女性の健康や美容などを支える一面があるのが原因とみられる。 

 一方、同じ大豆製品でも豆乳の場合、摂取量が違っても、うつ病の有症率にほとんど差がなかったことや、みそだけを調理せずにそのまま食べると、摂取量が多いほど有症率が高まることも判明した。
(出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-00000146-jij-sctch より/リンク切れ)

解説
”大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ており”
この点を踏まえると、他のバストアップサプリ素材も植物性エストロゲンですので、同様の効果があると思われます。

但し、これは女性のみの話。植物性エストロゲンは男性にはほとんど作用しません。
本来の女性ホルモンと同様の作用と考えれば、そこまで不思議な事ではありませんね。

■肌への効果

コスメにも配合され、各大手メーカーでもその肌に対する作用が研究されています。その一部を掲載。

なめらか本舗 大豆イソフラボン クレンジング洗顔

なめらか本舗 大豆イソフラボン クレンジング洗顔 より

■表皮細胞の保湿向上

肌のうるおいを左右する表皮細胞、ケラチノサイトにイソフラボンを与える実験です。さまざまなイソフラボン濃度で試したところ、保湿力を示すアルギナーゼ活性が最大で20%以上アップ。まずは、イソフラボンの基本的な保湿効果が確認できました。

ケラチノサイトは表皮の大部分を占めるいわば肌。何も塗布しない状態と比較しての結果です。

■メラニン生成抑制作用

メラニンを産生する細胞、「B16」メラノーマに豆乳発酵液を投与しました。何も投与しない、あるいは女性ホルモンを投与したB16メラノーマは黒っぽく変色し、メラニンが多く産生されたのに対して、豆乳発酵液を投与したものは変色が抑えられています。アルブチンと同等の効果なんです。

美白でお馴染みのアルブチンは、メラニンの形成に不可欠であるチロシナーゼと呼ばれる酵素を阻害する効果があります。≫アルブチンの美白効果や安全性/副作用とは

■ヒアルロン酸生成促進作用

ヒアルロン酸を産生する繊維芽細胞にイソフラボンを与える実験です。結果を見ると、イソフラボンを与えた細胞は、 βエストラジオール(女性ホルモン)を与えた細胞よりも多くのヒアルロン酸を産生しています。イソフラボンのエストロゲン作用がハリ肌のカギを握る繊維芽細胞の働きを強力にサポートしているのです。

成人女性がヒアルロン酸を8週間使用した結果、肌にみられた効果

成人女性がヒアルロン酸を8週間使用した結果、肌にみられた効果/ヒアルロン酸の効果や種類(用途)、そして副作用とは より

女性ホルモンの作用は先述した通り。そして生成されるヒアルロン酸の保湿効果はとても高いものとなります。

(肌への効果/出典・引用:豆乳発酵液について-常盤薬品 より)

摂取目安量

1日の目安量上限は70~75mg(大豆ではなく、大豆イソフラボンとして/厚生労働省より)
食物ではなく、サプリ(食事+α)として摂する場合は大豆イソフラボンアグリコン(大豆イソフラボンの糖部分が分離したもの)に換算して1日30mgに制限されています。

きな粉であれば20g、豆腐100g、そして納豆であれば一パックが目安になります。
骨粗鬆症や高脂血症の場合は、大豆プロテイン(1日20~60g)を摂取するのが有効です。

大豆イソフラボンに関しては、トクホに限らず大豆加工食品が多く販売され、しかも美味しいので、食事からの摂取も良いでしょう。豆乳からの摂取もとても良いと感じます。

解説
効果を期待するには、1日最低50mgの大豆イソフラボンが必要と言われています。

大豆イソフラボンアグリコン換算云々は私達には正直関係ないです。各サプリの推奨量を守れという事です。
食品から摂取してしまえば、摂取量も何もないようなものです。
(実際に多量摂取を制限されているのは濃縮したサプリなどで、他大豆食品については制限されていません。)

副作用など

特にありませんが、大豆アレルギーの場合は注意。
上記の摂取上限を超えたらからといって副作用が現れる訳ではなく、ホルモンに作用する植物性エストロゲンなので一応 と設定している段階です。化学的な研究が進めば摂取上限が無くなる可能性もありますし、逆にもっと上限が低くなる可能性もあります。

■妊娠/授乳中の使用制限はありませんが、医者の指示を仰いだ方が賢明です。
(食事からの摂取制限はないので、問題ないとは思いますが念のため)

解説
植物エストロゲンの効果はプエラリアよりも弱く、メインの素材にはなりませんが、バストアップ/更年期サプリでは基本素材になっています。
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