拡散、共有していただき有難うございます。
 

タナー法とは?成長期に胸が大きくなる仕組み

女の子は生まれてくると、乳首/乳輪/乳房組織を持った状態で生まれてきます。そして成長するにつれて、乳房にとって2つの重要な時期である思春期と妊娠期を経験します。

胸の成長の始まりは、思春期の始まりを表す兆候でもあります。通常、胸の成長は初めて生理を経験する1年ほどに前に始まりますが、これは全ての女の子に当てはまることではありません。

タナー法

胸の成長についてより深く知るためには、タナー法というものが役に立ちます。
タナー法とは、思春期に起こる 乳房/陰茎/陰毛などの発達を物理的に測定する手法のことです。イギリス人のジェームス・モーリルヤン・タナー(James Mourilyan Tanner)という小児科医によって生み出されたものなので、タナー法という名前が名づけられているのです。

タナー法は次の3つに分類されます。
1.陰毛の成長(男女) 2.乳房の成長(女性) 3.陰茎の成長(男)

ここではタナー法の'乳房の成長'について見ていきましょう。
乳房は、以下の5つの段階を経て成長していきます。

第1段階 (8歳~13歳)

この段階は、乳首(正確には乳頭)が胸壁の上で成長し始めます。乳房組織は形成されていないので、乳房は平坦な状態です。
この段階は遺伝にも左右されますが早くて8歳から、遅くて13歳から始まるとされています。

第2段階 (8歳~14歳)

この段階では、乳管と脂肪組織の形成が始まり、乳首と共に乳房がほんのわずかに大きくなります。大きくなったことすら気づかない程度かもしれませんが、乳首周辺の乳輪はふっくらしているのが確認できるでしょう。乳房付近に触れると痛みを感じることもあります。

第3段階 (9歳~15歳)

この段階では、乳房が円錐形のような形を成して大きく成長し始めます。乳首は突起するほど大きくはなっていません。乳輪は少し黒くなり始め、前よりも膨れた感じになっていきます。

第4段階 (10歳~16歳)

乳首と乳輪が突起し始めると第4段階に入ったと判断できます。エストロゲンという女性ホルモンよって乳房に脂肪が付き、乳管が形成されていきます。エストロゲンは乳房組織の成長を引き起こしている主要なホルモンです。
さらに女の子が生理を初めて経験するとき(医学的にはこれを初経と呼びます)、卵巣はプロゲステロンというホルモンの分泌を始めます。このプロゲステロンは、後に'乳管'となる'乳腺'の成長に関連しているホルモンです。プロゲステロンは、エストロゲンと違って乳房のサイズに関連している主要なホルモンではありませんが、乳生産という機能をもたらす上で重要なホルモンの1つです。

第5段階 (12歳~19歳)

この段階では、胸が最終的に大人のサイズに達します。成熟したと表現できるかもしれません。
乳輪が少し凹み、乳首がさらに突起します。乳房はさらに成長し、身体の曲線がよりはっきりしてきます。

胸の成長の第1段階の兆候が確認できないという女の子は、病院に行って何か異常が無いか確認した方が良いかもしれません。さらに思春期が終わり第5段階を経ても、なお胸が成長しているという女性も注意が必要です。若年性の乳房巨大症の疑いがあるためです。

ホルモンからみる胸の成長の仕組み

思春期

思春期に、生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が視床下部から分泌され始めます。
そしてこの生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンは、脳下垂体からゴナドトロピン/卵胞刺激ホルモン(FSH)/黄体形成ホルモン(LH) の分泌を促します。これらのホルモンは血流を通って卵巣に達し、エストロゲンとプロゲステロンが卵巣から分泌されるのを促します。

脳下垂体から分泌される成長ホルモン(GH)と、成長ホルモン(GH)に誘発されて体内で産生されるインスリン様成長因子-1(IGF-1)は共に胸の成長に関連しているホルモンです。成長ホルモンがインスリン様成長因子-1の産生を誘発する現象は、体内のほとんどの組織で発生しますが、特に肝臓および乳房内で局所的に発生しています。

この成長ホルモンとインスリン様成長因子-1の量は、生前発育期/幼児期/小児期 では低いままですが、思春期のピークに入ると急激に増加します。そして思春期後期および成人初期に、成長ホルモンとインスリン様成長因子-1の量は徐々に減少していき、残りの生涯にわたって減少し続けていきます。

思春期の胸の成長には、エストロゲンと成長ホルモンが必要不可欠です。このどちらかのホルモンが欠ければ、胸の成長は起こりません。さらにプロゲステロンは、エストロゲンと同様に成長ホルモン/インスリン様成長因子-1と一緒になって思春期の胸の成長に影響を与えているホルモンの1つです。

妊娠期

妊娠中は、乳の分泌の準備として顕著な胸の成長が起こります。妊娠期では、エストロゲンとプロゲステロンのレベルが劇的に上昇し、妊娠後期になると通常の生理時よりも数百倍もの量になるのです。
エストロゲンとプロゲステロンは脳下垂体前葉からのプロラクチンの分泌を誘発し、その分泌量は通常の生理時に比べて20倍も多いのです。
さらにエストロゲン/成長ホルモン/インスリン様成長因子-1が一緒になって妊娠中の乳管発達を引き起こします。

(翻訳・参考:James Mourilyan Tanner(ジェームス・モーリルヤン・タナー)by wikiBreast development by wiki)


口コミ投稿

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)