ヒアルロン酸はヒトの体内に存在するグリコサミノグリカンという多糖の一種です。目/体液/結合組織といった身体の至るところに存在していますが、身体に存在するヒアルロン酸の50%は皮膚に含まれています。また細胞外マトリックス※の主要成分の1つであり、体の水分を保持する上で重要な役割を果たしていて皮膚の健康には欠かせない体内物質です。
ヒアルロン酸は体内で自然に産生されますが、加齢と共に体内のヒアルロン酸産生量は減少してしまいます。そのために今や多くの美容ブランドがヒアルロン酸を配合した美容液やクリームを販売しているのです。
※細胞外マトリックス:細胞外に存在する、コラーゲン/プロテオグリカン/ヒアルロン酸 といった超分子構造体の総称
肌に与えるヒアルロン酸の効果
ヒアルロン酸は皮膚を若々しく保つのに役立つ天然物質です。皮膚の主要なグリコサミノグリカンとして、皮膚を保護したり、ターンオーバーを促したり、大量の水分を引き付けて保持するという能力を持っています。わずか1グラム(0.03オンス)のヒアルロン酸は、およそ6リットルの水を保持することができると知られています。これはまさに驚くべきヒアルロン酸の保水能力です。さらにヒアルロン酸が優れているのは、うまくバランスをとって皮膚に余分な水分を与えないということです。余分で多量の水が皮膚に存在してしまうと、皮膚の表面を維持するのに役立っている重要な物質が損なわれてしまい、肌トラブルにつながってしまうのです。ヒアルロン酸はそうした肌トラブルを防ぐ効果もあります。
ヒアルロン酸の保水能力は、皮膚の老化に対して非常に重要です。若々しい肌というのは、水分を保持して皮膚の乾燥を防いでいます。しかし年をとるとヒアルロン酸の産生量が減少してしまい、そうした肌の能力が失われてしまうのです。その結果、肌のハリや柔らかさも失われてしまいます。ヒアルロン酸が持つ保水能力は他の成分とは比較になりません。
さらには皮膚の外層を活性化させて、皮膚を柔らかく滑らかに保ち、シワを改善/予防するという効果もあります。

成人女性がヒアルロン酸を8週間使用した結果、肌にみられた効果
ヒアルロン酸の様々な効果
ヒアルロン酸によって皮膚の外層に水分が送り込まれることで、肌の保護機能が強化されます。
肌の保護機能が強化されることは、肌へのダメージによって起こる感染症や乾燥といった肌トラブルを防ぐことにつながります。
ヒアルロン酸には抗炎症作用もあり、皮膚の治癒や修復能力に優れています。ニューヨークの認定医であるジェシカ・ワイズ医師(Dr.Jessica Weise)によると、ヒアルロン酸は肌の乾燥や湿疹に悩む患者さんに処方されるばかりでなく、術後(レーザー治療/皮膚の剥離)の肌治療にも使われるということです。
フリーラジカル(活性酵素※)は肌に含まれるコラーゲンとエラスチンを分解させ、肌を老化させシワやたるみの原因となる酵素です。ヒアルロン酸には抗酸化作用があるので、そうしたフリーラジカルを生む有害なUV(紫外線)から肌を保護する効果を持っているのです。
※厳密にはフリーラジカル=活性酵素ではありません。
参考:フリーラジカルとは/スキンケア大学
ヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸に加えて、スキンケア商品の成分表記などでヒアルロン酸ナトリウムという文字を目にすることもあることでしょう。ヒアルロン酸と名前が似ていますが実際に関連性もあるんです。
ヒアルロン酸ナトリウムというのはヒアルロン酸由来の塩(えん)です。ヒアルロン酸が持つ全ての特性を持ち合わせながら、ヒアルロン酸よりも簡単に吸収されやすいというのが特徴です。
ヒアルロン酸ナトリウムはヒアルロン酸と比べて安価であるため、スキンケア商品の成分に使用されていることも多いです。
低分子ヒアルロン酸は通常のヒアルロン酸と比べて分子量が少なく、いわば'小さめのヒアルロン酸'と言えます。ヒアルロン酸のサイズを小さくすることで皮膚の最上層である角質層に少しでも達しやすくさせ、ヒアルロン酸が持つ肌への効果をより高めるといったことが狙いです。
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムはスーパーヒアルロン酸とも称され、通常のヒアルロン酸にアセチル基という疎水性(水に溶けにくい)構造を結合させています(アテニアでは乳酸菌発酵により得られるヒアルロン酸を加工した成分。とあります)。
スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸)はバイオ技術から生まれた天然由来の優れた保湿剤にアセチル基(CH3CO-)を導入した新しいヒアルロン酸で、一般的に化粧品に使用される分子量が120万前後なのに対しスーパーヒアルロン酸の分子量は10万程度なので、通常のヒアルロン酸の1/10という分子量が小さいのが特長です。
水溶性と脂溶性という2つの性質を持ち、さらにお肌へのなじみも向上させた、いわば進化したヒアルロン酸と言えます。
(出典:ドクターソワ/こだわりの成分 より)
これにより保湿性はそのままに、肌や毛髪への付着性を高め、角層になじみ、うるおいをより高めます。また、メイク時の発色も美しく。
しかしこれらの成分はBeauty by the Geeks(海外スキンケア情報サイト)で、通常のヒアルロン酸とほとんど差がないということが指摘されています。


Beauty by the Geeksの正確な検証データは確認できませんでしたが、逆にアテニアなど日本のメーカー公式サイトではしっかり検証データが掲載されている事が多く、”ほとんど”との事でしたのである一定の効果はあるのものだと判断しています。個人的にはね。
ヒアルロン酸の用途
美容液
ヒアルロン酸の効果を最大限に得ようとするなら、ヒアルロン酸が配合されている美容液をお勧めします。特に乾燥肌であれば、こうした美容液は非常に有効となります。
美容的というのは一般的に成分濃度が高く、効果をもたらすまでの期間が短いのが特徴です。
使う際に注意することは、美容液を塗ったあと次のステップ(乳液やクリーム)に移る前に、15分間しっかり待つということです。そうすることで美容液に含まれる成分を完全に肌に吸収させることができるんです。
スプレーして、軽く手で押さえてを2回ほどしてみた。乾燥するから、何回かしっかり保湿をした方が良い感じ。
化粧水/乳液/クリーム
美容液と共に、ヒアルロン酸が配合されている化粧水/乳液/クリームなどを併用することでヒアルロン酸の効果を倍増させることができます。
注射
唇/目元/肌にヒアルロン酸を直接注射することで効果を得ようとする方法です。ヒアルロン酸注射は医師によって施術されるので、興味のある方は皮膚科医に相談しましょう。
目薬
ヒアルロン酸目薬は、ドライアイや老眼の治療に効果的です。市販されていますが、ヒアルロン酸が0.2%~-0.4%配合されているものを選びましょう。最長で3ヶ月間、1日3~4回使用することができます。
サプリメント
ヒアルロン酸サプリメントは関節痛を改善させる効果があります。18歳以上の成人であれば、50ミリグラムのヒアルロン酸を毎日1~2回服用することができます。
変形性関節症を患っている方の場合、80ミリグラムのヒアルロン酸を毎日8週間服用することで症状を最小限に和らげることができます。

天然ヒアルロン酸配合のサプリ/金のすっぽん
なので、残りの素材「ゼラチン(魚由来)、グリセリン、ミツロウ」はソフトカプセルのみの成分なんす。

ヒアルロン酸配合/ベルタ酵素ドリンク
フルーチェみたいにトロトロになりました。
ベジライフの時はこうはならなかったので、各社の酵素ドリンクには成分の違いがしっかりあると実感。
もちろん味は美味しいです。
基本は腹持ちも考えて、炭酸割りがオススメだけど、ベルタに関しては牛乳割りも美味しいから是非試してほしいわね。
ヒアルロン酸の副作用
ヒアルロン酸は体内に存在する物質なので、基本的に副作用のリスクはありません。しかし妊娠中や授乳中の女性は、胎児に悪影響を与える可能性もあるのでヒアルロン酸サプリメントやヒアルロン酸注射は避けた方が良いでしょう。
海外でお勧めヒアルロン酸配合スキンケア製品
海外サイトにてお勧めとされている製品を一部転載。参考までに。
一応アマゾン等で購入が可能です。

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