拡散、共有していただき有難うございます。
 

馬油とは

馬由来の油 それがマーユです

馬由来の油 それがマーユです

馬油は日本や韓国で生まれた美容製品の1つです。近年その人気はアジアのみならず、世界中に広がろうとしています。馬油は馬の脂肪を原料としている油で、日本や韓国で伝統医学の一部として数百年にわたって使われてきているのです。

馬油は、シャンプー/モイスチャークリーム/フェイスクリーム/リップクリームなど様々な美容製品の成分としても取り入れられており、主に乾燥肌/唇の荒れ/リウマチ/虫刺され/関節痛 といった症状を治療する効果があるとされています。

馬油の歴史

馬油が美容製品として近年人気を博す以前に、馬油は古代中国の時代に'民間薬'として使われていました。やけど/虫刺され/喘息/足菌腫(そっきんしゅ)といった症状に加え、脱毛の治療にも効果があると信じられていた、まさに奇跡の油であった'馬油'は今から1000年以上前に日本に伝来してきたと考えられています。馬油は人間の皮脂と非常に似た性質をしているため皮膚に吸収されやすく、さらに乳児などのあらゆる年齢層の人々が安心して使用できるものだったのです。

馬油が持つ保湿性と抗炎症性は、厳しい寒さと乾燥から皮膚を保護するために北海道で特に人気がありました。北海道の広大な土地が馬の飼育を容易にしたことも北海道で人気となっていた理由の1つでしょう。

馬油は馬の脂肪から油を抽出して作られるものです。日本を始めベルギーやイタリア、カザフスタンといった様々な国で馬は飼育され馬肉として消費されていますが、馬油は馬肉の副産物です。
つまり馬油はそのスキンケア製品に加工する目的で屠殺(とさつ)されているわけではありません

馬油の効果

馬油は皮膚に簡単に吸収されるので、肌に残る脂っこさが無く不快感なく使える美容製品です。
近年では日本/香港/台湾/中国で販売されているポピュラーな美容製品の1つで、以下のような様々な症状に効果があるとされています。

・乾燥肌
・しわ
・にきび
・日焼け
・やけど
・虫刺され
・湿疹
・紅斑

馬油が持つ高い保湿性は主に乾燥肌に効果を発揮し、他の植物由来のオイルに比べて肌に長く留まり長時間効果が持続します。さらに人間の皮脂と非常に似た性質なので安心して使うことができ、身体のどの部分にも使える優れものです。

科学で見る馬油

馬油は人間の皮脂と非常に似ているとされていますが、それについて科学的に見ていきましょう。以下のグラフは、人間と畜産動物の脂肪構成成分に関する論文(グラブ部分リンク)を基に作ったものです。
これを見ると、馬油は飽和脂肪酸であるパルミチン酸およびステアリン酸の含量が比較的低く、不飽和脂肪酸であるリノレン酸の含量が比較的高いということが分かります。

人間と畜産動物の脂肪構成 成分量を比較したグラフ

(出典:The Chemical Constitution of Natural Fats | British Journal of Nutrition | Cambridge Core よりグラフ化)
数値=%飽和脂肪酸不飽和脂肪酸
動物パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸リノレン酸
ニワトリ2644318
ガチョウ206427
ネズミ282580
ネコ2917412
ウシ2921412
ウマ2073922
ヒト2484710

パルミチン酸というのは過剰な炭水化物が体内で変換されるもので、最も一般的な飽和脂肪酸の1つです。ステアリン酸も同様です。馬は他の畜産動物に比べてこうした脂肪酸の含量がはるかに少なく、人間の皮脂とほとんど変わりないというのが分かります。

次にリノレン酸という不飽和脂肪酸についてですが、このリノレン酸は植物やナッツなどに含まれるもので、これほど多くのリノレン酸が馬の脂に含まれているというのは非常に驚くべきことです。リノレン酸は皮膚の状態を良くして、さらに抗炎症作用から皮膚の保護機能を持つと知られています。

慶應義塾大学医学部皮膚科などが関わった研究によると(Korean J Dermatol. 2014 Jan;52(1):1-6. Korean.)。馬油はニキビの原因となる'プロピオニバクテリウムアクネス'と呼ばれるアクネ菌および、皮膚感染症の原因となる'黄色ブドウ球菌'に対して抗菌効果を発揮します。さらに人間の皮膚細胞におけるI型コラーゲンの発現を増加させるということも実証されているのです。また別の研究(10.6116 / kjh.2013.28.4.77)では紅斑(こうはん)の治療効果もあるということが分かっています。

このように馬油は保湿性のみならず抗炎症性にも優れているので、様々な用途に使えるでしょう。

解説
”日本と韓国”というよりは”韓国”が研究や論文発信しているみたいですね。
■製品から観る馬油
リマーユヘアシャンプー&トリートメント

リマーユヘアシャンプー&トリートメント より

スキンケアとしては皮膚の保護膜として働き、肌に馴染みやすくベタつきにくい動物性の油脂の中ではヒトの皮脂に近い(不飽和脂肪酸の割合が人と酷似)とされています。
こうした浸透力や保湿力は肌バリアとして機能し、血液の巡りも促進します。

当然万能という訳ではありません。通常のアルコール系や石鹸のシャンプーと比較すると価格面では高くなります。そして強力な洗浄力は兼ね備えていませんので良くも悪くも、「キシんでも良いからとにかく頭皮の脂を落としたい」方には向きません。

参考:
https://vanityrex.com/2016/01/09/spotlight-on-horse-oil/[2016年1月 VANITY REX]

https://theculturetrip.com/asia/japan/articles/everything-you-need-to-know-about-horse-oil-hokkaidos-famous-beauty-product/[2017年 Japan/Health&Wellness By Dave Afshar]

http://blog.bigsale.com.my/2016/11/28/horse-oil-benefit/[2016年11月 Smart Shopaholic By Michelle Chee]

translated by sirokuma / edited by nao


口コミ投稿

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)