プルラン

プルランの簡易構造式ハーブ・成分解説/記事
プルランの簡易構造式

プルランの原料

プルランはプルラリア属(~pullulans)などが生み出す多糖類の1つです。

ショ糖 グルコース マルトース マンノース フラクトース や二糖類(←グルコースなどの単糖が2つ結合したもの)を基質培養(化学培養)によるとすると12~28%。

デンプン加水分解物を10~15%含む基質培養で培養した場合は基質炭素源70%以上が多糖類として得られます。

解説
何がなにやらですが、簡単に言うと、一般的には黒酵母菌を発酵法で分離/抽出しているそうな。
黒酵母自体は植物由来で安全性も高いです。

プルランを使った抗菌食品用ラップを開発

(出典:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0168160520300131)
これにより、肉の保存期間が延長され、医療機関での応用も期待できそう。日本ではありませんが、FDA(アメリカ食品医薬品局)で安全性が認められています。プルランも安全という事ですね。

プルランがゆっくりと放出しながら、ラウリン酸アルギネートを保持するように機能し、長期的な効果を提供
(出典:Antimicrobial Layer for Plastic Food Wrap Developed)

とのこと。
ウリとしては、天然由来の成分であり、幅広い菌に効果がある点。

中身はプルランとポリエチレンで構成されたラップで、プルランの層には チモール、ナイシン、ラウリン酸アルギネート が組み込まれています。
チモールは、防腐剤や殺虫剤に使われ、その殺菌効果から石鹸にも配合されることがあるようですが、日本国内の製品では見たことがありません。
ただ、植物から抽出する成分なので、チモールが含まれるハーブの製品訴求内で「殺菌効果のチモールが…」と書かれていることもあります。

ナイシンは食品保存料として使われ、特定の細菌(Bacillus属とClostridium属を含むグラム陽性菌)に対して高い抗菌効果があります。

ラウリン酸アルギネートはシャンプーや洗顔でよく見かけるラウリン酸=カチオン界面活性剤=抗菌作用、ということでコスメでは欠かせないカチオン界面活性剤の1つですね。

特徴

プルランの簡易構造式

プルランの簡易構造式

グルコース が規則正しく1000個程度つながった(高分子物質)水溶性の多糖類です。
解説
(グルコースの3量体のマルトトリオースがα-1,6結合により、重合度100~5000で結合した多糖類。その構造によりトリグリコ多糖とも呼ばれる(出典:新化粧品ハンドブック)…もーわがんね

性状

・白白の粉末

・無味無臭

・水溶性と書いた通り、水温に関係なくよく溶けます。

・耐酸性に優れる

・粘性が非常に強い

効果・用途

■(サプリ)安定剤/(コスメ)増粘剤/潤滑/保湿剤

増粘剤として使われる事が多いですが、保湿性にも優れています。
皮膜形成作用があり、フィルム状になって肌に密着する事で、化粧品自体の機能性を高めたり、感触を改良する効果もあります。

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口コミ

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