ミリスチン酸オクチルドデシルの原料
ミリスチン酸オクチルドデシルの原料は、「ミリスチン酸」と「オクチルドデカノール」。そのエステルです。
油性成分の中でもエステル油(天然と同じ構造or合成の油性成分で様々な用途あり)の1つ。
そもそもエステル油/エステルとは、高級脂肪酸(今回はミリスチン酸)とアルコール(オクチルドデカノール)の脱水反応によって得られる成分です。
高級脂肪酸でも色々ある○○酸は、用途や効果はだいたい同じですが、原料によって名前が異なっています。
特徴

ミリスチン酸オクチルドデシルの簡易構造式
性状
・無色透明で、融点の影響で常温では液体。
・低粘度
・空気中では酸化されにくく安定。
効果・用途
・ミリスチン酸イソプロピル や パルミチン酸イソプロピル と比較すると刺激が少なく、伸びや感触に優れています。また、ミネラルオイル より原価が高いですが、主要油性原料として多用されている点からも、使いやすく優れた成分であることが分かります。
・肌への馴染みがよく、柔軟(エモリエント)効果もあり、クリームやシャンプー、リンスの他、メイク製品にも使われています。
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