リノレン酸の原料

リノレン酸の原料の1つ、アマニ油
リノレン酸の原料は、月見草油、小麦胚芽油、ナタネ油、ローズヒップ油、アマニ油などの植物油です。
リノレン酸は、これらの植物油にグリセリド(グリセリン脂肪酸エステル)として含まれている不飽和脂肪酸。
特徴
性状
・無色の液体
・必須脂肪酸 水素添加で ステアリン酸 となります。
・酸化しやすい性質
効果・用途
肌柔軟効果があるのでエモリエント剤や、皮膚組織の活性化効果があります。
サプリメントの場合、γ-リノレン酸(原料としては月見草油が多く含む)には体内の免疫成分プロスタグランジンの基になるとされ、免疫効果への期待も。
■高級脂肪酸とは
炭化水素+カルボキシル基。アルカリ成分と混ぜて使う場合が多い。石ケン合成に利用。
動植物から得られる油脂を分解や合成によって作られた油性成分。
他にもミリスチン、パルミチン、パーム脂肪など分子や大きさの由来となった動植物の名前によって名称が異なります。
■一般的に水酸化Na、水酸化Kなど、強アルカリ性の成分と一緒に配合されています。
これら高級脂肪酸とアルカリ性成分が中和反応を起こすと、高級脂肪酸アルカリ金属塩(要は石鹸)となり、洗浄成分として活躍します。
また、伸び、硬度のテクスチャー調整にも利用され、酸化チタンの表面処理剤(コーティング)にも使われています。
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