■加水分解シルク/旧称:加水分解シルク末
加水分解シルクの原料

加水分解シルクの原料は、カイコ蛾の作る繭
これを更に酸やアルカリ、たんぱく質分解酵素にて加水分解したものが、加水分解シルクとなります。
特徴
可溶性たんぱく質の水、またはエタノール溶液です。
性状
・白色~黄褐色の液体
・シルク(末)と同じくわずかに特有のにおいがあります。
・絹繊維由来で水に溶けるポリペプチド含有。
・アミノ酸で構成されていますが、グリシン、アラニン、セリン が多く含まれており、コラーゲンやケラチンなどの加水分解物とは多少異なります。
それらと比較して吸湿性は劣りますが、皮膚、毛髪に対する吸着性・浸透性に優れています。
効果・用途
■保湿剤/皮膜形成/美白 など
スキンケアの他、ヘアケアに使われる事も多くあります。
良好な保湿効果や、チロシナーゼの活性抑制作用を持つため、メラニン色素の生成を抑える美白効果もあります。また、外的ストレスから守る肌バリアの機能低下の防止、乾燥の予防など、シルク(末)とは違い機能性成分として活躍しています。
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