キャンデリラロウ

キャンデリラロウの原料となる茎ハーブ・成分解説/記事
キャンデリラロウの原料となる茎
キャンデリラ

キャンデリラ

photo by QuesterMark

■キャンデリラロウ/カンデリラロウ

キャンデリラロウの原料

キャンデリラロウの原料となるのは、メキシコ北西部、テキサス南部、カリフォルニア南部など温度差があり、雨の少ない乾燥地帯・高原地帯に生育するキャンデリラ植物の茎から得たロウです。原料としては更に精製して利用されています。

海外wikiによると、白い樹液は性感染症の治療に使われていたとか。

特徴

キャンデリラロウの原料となる茎

キャンデリラロウの原料となる茎

photo by Forest and Kim Starr
解説
なんかアスパラガスっぽいですね。

性状

・帯褐黄色~帯黄褐色のロウ状の固体。

カルナウバロウ と共に植物性ロウの中では融点(耐熱性)が高く、硬くてモロい。
違いとしては芳香性があり、香料としても使われます。

■組成

・ロウの特徴通り、高級脂肪酸と高級アルコールのエステル約29~30%で、
ヘントリアコンタン(C31H64)などの炭化水素が約45%
ミリシルアルコールなどの遊離アルコール、遊離脂肪酸、ラクトン、樹脂などで約25~26% で組成されています。

(組成出典:新化粧品学)

効果・用途

■光沢剤/収れん剤/乳化安定剤/皮膜形成剤/香料 など

用途は様々ですが、基本的には他のロウ/オイルに添加して固さをつける目的やつや出し、耐熱性を利用してリップ、ペンシルなどメーク製品にて形状の安定に利用されています。

カルナウバロウやミツロウの代用としても使われますが、サプリ/食品のつや出しとしても。

厚生労働省での注意喚起等は特にありません

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