■ベヘニルアルコール/ドコサノール
「油性成分」の「高級アルコール」類に該当する成分です。
ベヘニルアルコールの原料

ベヘニルアルコールの原料となるナタネ油
ベヘニルアルコールの原料は、ナタネ油の還元アルコールです。
特徴

ベヘニルアルコールの簡易構造式
■参考

セタノールの簡易構造式

ステアリルアルコールの簡易構造式
性状
・白色のロウ状(薄片、粒、塊)
・融点70.5℃
参考/セタノール:49.3℃ ステアリルアルコール:58.0℃
・セタノール や ステアリルアルコール に比べ炭素数が大きいため安全性が高く、乳化安定性にも優れる。これらの代替にすると、融点が高いのでワックスの減量が可能で、耐熱に優れた製品にもなります。
効果・用途
■乳化安定剤/粘度調整剤 など
クリームやリップなどに利用されています。
・安全性・(粘度の)温度耐性に優れるため、セタノールの代替として。
(ほとんどの高級アルコール類は常温ではロウ状で、伸びや硬さの調整や乳化を安定させる作用があります。)
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