フェヌグリークの効果や副作用とは

フェヌグリークコラム・情報
フェヌグリークの効果や副作用とは

カテゴリ:成分フェヌグリークは日本ではまだあまり認知度が高くありませんが、バストアップに効果があるとして、じわじわと知名度をあげてきています。日本でこれが含まれているサプリメントはまだまだ種類が少ないので、意識が高い女性たちは、海外製のものを輸入したり、輸入品を取り扱っているインターネット通販で購入し、使用しています。

フェヌグリークとは

フェヌグリーク(フェネグリークまたはコロハと呼ばれます)は、インドが原産国のマメの一種です。

歴史

フェヌグリークは、地中海に最も近い北アフリカ地域に由来していると一般的に考えられています。

フェヌグリークに対する知識が広まるにつれて、それぞれの地域によって様々なフェヌグリークの用途が発見されて行きました。

ローマ人とギリシャ人はフェヌグリークを牛の肥料として使ったり、エジプト人はミイラを作る際の防腐剤としてフェヌグリークを使いました。
フェヌグリークは5世紀以降から、世界中の様々な地域で使用されてきました。現在では、フェヌグリークの産地はインドにあって、世界のフェヌグリーク生産量のおよそ80%をインドが占めているのです。

用途

カレーによく使われるスパイスで、名前は知られていないながらも、我々の食生活で実は身近なものです。また、香りのよいハーブティとしても飲まれています。

スパイスとして幅広く認知されているフェヌグリークですが、エジプト・南アジア・イタリア・ギリシャなどといった様々な国々で健康問題を治療するために使われる事もありました。

昔から使われている用途に加えて、他にも様々な用途があります。
アラブ諸国の人々は、肉を柔らかくするために肉料理の際にはフェヌグリークを使っています。
中東・インド・北アフリカの人々は、フェヌグリークを一種の薬として使用しています。フェヌグリークの種に含まれる栄養素のおかげで、食欲不振が治ったりもするのです。

料理の際のスパイスとして使われたり、個人の美容目的のために使ったりもできる、フェヌグリークはまさに万能な植物と言えるでしょう。

フェヌグリークの様々な効果

フェヌグリーク

フェヌグリーク

フェヌグリークは、その植物の栄養分のために人気が高まりました。

フェヌグリークには、ビタミンC・カリウム・ナイアシン・ジオスゲニン(エストロゲンに類似する作用を持つ)・タンパク質が含まれています。

■主な効果
糖尿病、便秘、高脂肪血症、高トリグリセリド血症、胃、動脈硬化、痛風、勃起不全、脱毛症、発熱、関節痛、気管支炎、更年期、PMS、バストアップ、母乳 など

バストアップ効果

フェヌグリークは、今の自分の胸のサイズに満足していないで豊胸手術以外の方法を探している女性にとっても強力な味方になるかもしれません。

効果も他のスパイスと同等に、食欲増進や健胃作用があげられますが、フェヌグリークに含まれるステロイドサポニンという成分が女性ホルモンの分泌を促す効果があるとされています。

女性ホルモンは、バストの成長にとって極めて重要なものです。原産国のインドでは、母乳の出を良くするために使用されていたことからも、乳腺に対しての効果が期待され乳腺が発達することによってバストアップの効果を図ることができます。

そしてもう一つ注目すべきは種に含まれるジオスゲニンなどに植物ステロール(植物性エストロゲン)の多さです。

このジオスゲニンは体内でプロゲステロンの原料になり、そのプロゲステロンはバストアップに効果があるエストロゲンの副作用を抑え(副作用を相殺。正常な女性の体内であれば、常にそうやってバランスを保っています)、ホルモンのバランスを整える作用があります。

■バストアップでの利用方法

毎日3gほどのフェヌグリーク種子を食事に加えれば、ホルモンバランスが整えられて、バストアップ効果を期待することができると言われています。

また、フェヌグリークのオイルをローション代わりとして肌に使用すれば、柔らかくもちもちとした肌を手に入れることができるでしょう。

更年期/PMSへの効果

フェヌグリークはPMSや更年期障害の治療薬にもなります。フェヌグリークには、女性ホルモンであるエストロゲンと類似した化学物質ジオスゲニンと植物性エストロゲンが含まれています。

女性ホルモンに働きかけることにより、月経不順(生理の遅れを整える)を解消したり、更年期障害などにも効果があります。全般的なアンチエイジングを期待できますので、女性にぴったりの成分です。

エストロゲンの喪失は更年期症状を引き起こす原因となります。そのためフェヌグリークを摂取することで、気分の変動・うつ・けいれん・胃痛といった更年期症状を軽減できるのです。

また、エストロゲンと同様の作用を持つ栄養素が含まれているために、フェヌグリークはリビドー(性本能を発現させるエネルギー)を高め、多くの女性が悩んでいるような熱中症・気分の変動といった症状を軽減します。

解説
作用のメカニズムは、豊胸作用、更年期、PMSに対しても植物性エストロゲンの作用なので同じと認識しています。

健康への効果

フェヌグリークは、バストアップのみに効果があるわけではありません。

フェヌグリークの最も一般的な使用目的は、健康状態を改善するということです。

女性のための膣洗浄薬としても使え、フェヌグリークは出産後、授乳中である女性の母乳生産量を増加させることもできるのです。驚くことに、最大で500%も母乳生産量を増加させることができとる言われています。

また、中国では、子宮頸がんを治療するための’ リングペッサリー’ として、フェヌグリークが使用されています。

ここまでの内容だと、女性優遇の素材ですが、フェヌグリークは女性の健康状態を改善するだけでなく、万人に効くような効果も持っています。

やけど・潰瘍、吹出物・膿瘍といった怪我や胃酸の逆流・胸焼けを治療するのに役立ち、フェヌグリークの種は、コレステロール値を下げたり、心臓発作のリスクを抑える家庭治療薬としても有能です。

胃の段階で、糖分の吸収を遅らせることで、インスリンの分泌を促すので糖尿病にも。
ダイエット効果もあり、なかなか自分では落としにくい内臓脂肪(LDLコレステロール値の低下)を落としてくれる働きもあります。

研究によると、毎日平均500mgほどのフェヌグリークを摂取することで、血糖値を下げることができるということが分かっています。
糖尿病に対する効果はフェヌグリークに含まれる4-ハイドロキシイソロイシンのインスリン放出促進効果から、内臓脂肪に対する効果は、サポニン類がコレステロールの排出を促進するからです。

病気時の発熱に関しては、フェヌグリークのハーブティー(レモンとはちみつを加えたものなど)を飲む事によって解熱作用も生まれます。

美容効果

フェヌグリークはその健康効果ほど一般的ではありませんが、美容効果にも非常に効果を発揮するハーブです。

バストやPMSの効果でもお話しした植物性エストロゲンの効果は、女性らしい体型作りにも効果があり、髪のツヤやアンチエイジングにも役立つ成分です。但し、植物性エストロゲンは男性に対してはほぼ効果を発揮しません。

インドでは、フェヌグリークの種とヨーグルトを混ぜ合わせて、髪のコンディショナーとして使われています。

■健康目的の利用方法

こちらもバストアップ用途と同じく、毎日の食事に小さじ一杯フェヌグリークの種を加えるか、飲み物にフェヌグリークの種を小さじ1杯加えて種を流し飲み込む、といった簡単な摂取方法でも恩恵を受ける事ができます。

特に粘液で胃と腸の内壁を覆い、不快感の原因となる胃腸の炎症を落ち着かせるという効果を得たい場合は有効です。

摂取目安量

糖尿病:1日 10~15g

高脂肪血症:1日2回×0.6~2.5g

母乳:1日3回 少なくとも0.5g(500mg)の摂取が推奨量とされています。

バスト:1日3g

更年期/PMS:1日1.22g(~1220mg)

その他健康:1日小さじ1杯程度

解説
全て毎日継続が基本です。
飲めば飲むほど効果が上がる訳ではありませんので、過剰摂取には注意しましょう。
解説
服用の仕方ですが、フェヌグリークの豆からとる場合には、フェヌグリークを水に漬けておき、その水を飲むという方法を取ります。

現在はサプリ用に加工された商品が、海外から輸入(輸入代行も含む)されているので、1,000円以下(2017年現在)で購入することが可能になりましたね。

副作用

適量を守れば基本的に安全な素材です。

フェヌグリーク特有のものとして、多量に摂取もしくは継続的に摂取した場合、体から強烈なメイプルシロップのような匂いが出ることがあります。

・フェヌグリークは、子宮を刺激し、機能を高める作用がありますが、妊娠中の摂取は良くないとされています。副作用の報告は現在確認していませんが、考えられる副作用としては、主に下痢・吐き気・お腹にガスが溜まるなどといった症状です。

・しかし、アレルギー症状には注意が必要です。
フェヌグリークに対してアレルギーを持つ人は、摂取すると皮膚の腫れ・ぜんそく・しびれといった症状を患ってしまう可能性があります。

・糖尿病への効果もある為、血糖値が下がる事があります。

・小児の服用は意識障害を引き起こす恐れあり(確定情報ではなく、あくまで可能性です)

・フェヌグリークをオイルなどで皮膚に塗布する場合は、皮膚の発疹・ヒリヒリ感といった症状を起こしてしまう可能性もあります。

・薬との飲み合わせについては、念のため医師に相談するか、薬の服用前後2時間はフェヌグリークの摂取は控えた方が賢明です。

解説
フェヌグリーク配合のサプリはこちら

人気のバストアップサプリの中では、メイン素材のプエラリアに隠れて存在感が薄いですが、意外と各サプリに配合されている場合が多いですね。

フェヌグリークで生理が遅れる/早まる?

エストロゲン作用の強いプエラリアを黄体期(排卵後-月経開始)に飲むと、生理が遅れる/早まる可能性は想定されます。

逆にフェヌグリークは相反するプロゲステロン作用と言われていますので、卵胞期(月経終了-排卵日)に集中して飲むと生理不順になる可能性があるかもしれません。

日本ではプエラリアがバストアップサプリの主流ですが、アメリカ、イギリスではプエラリアに変わりフェヌグリークが主成分となっているサプリが多いです。

参考:最も効果のあるバストアップサプリランキング ベスト3[アメリカ]

それに関してサプリの飲み方/注意書き(全ての海外サプリを見た訳ではありませんが)は今のところ「卵胞期は使用を避ける」または「黄体期は…」といったようなものはありません。
(翻訳した文章が含まれているので、訂正があれば随時更新します)

いずれにせよ、サプリが原因の場合は飲むのを止めると正常に戻ります。
それでも改善しない場合は普段の生活の原因(慢性的なストレスや食生活)や妊娠している可能性も視野に入れて下さい。
不調が長期になる場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。

Swanson フェヌグリークシード610mg90錠

(出典/参考:ナチュラルメディシン・データベース / http://www.naturalremedies.org/fenugreek/ / https://www.organicfacts.net/health-benefits/vegetable/fenugreek.html より)

口コミ

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