
パパインを含む青パパイヤ
パパインとは
パパインは未成熟の青パパイヤやパパイヤの葉を傷つけた時に出てくる乳液に多く含まれている成分で、そこから作られる消化酵素です。
パパイン分解酵素として医薬品指定もされているため、多くの医療現場で活用されています。
パパイン酵素とも呼ばれ、肉の消化を助けてくれる効果があるほかに、タンパク質分解酵素や脂質分解酵素、糖分の分解酵素も含まれているため、健康を阻害することなく脂肪を強力に分解することができます。
その分解酵素としての強力な効能の影響もあり
「パパイヤはパパイン酵素を豊富に含んでいるため、料理に使うと肉が柔らかくなる」
「生のパパイヤ果汁を使うとゼラチンは固まらなくなる」
といった話を聞くこともありますがそれは間違いであり、パパイヤを傷つける事で出てくる白い乳液は、栽培から4日も経てばほとんど出なくなってしまうため、パパイヤが成熟する頃にはパパイン酵素が含まれていた痕跡を確認できる程度で実際はほとんど含まれておらず、パパイヤの果肉や果汁を使って料理をしても数値的な変化はほとんど期待できません。
本来、タンパク質の一種である食物酵素は熱に弱い物質であるため、45度前後で活性を失ってしまうのですが、パパイン酵素は熱に強く、100度の温度でも酵素の活性を失うことがありません。また、パパイン酵素は酸にも強いため、強い酸性である胃酸にさらされても変質することがなく今で届くことができるので、効能が弱まる心配もありません。
パパインはあまり安定的ではなく、強い胃酸の中では容易に活性を失ってしまう。
(出典:サプリメント事典/平凡社 より)
しかし、医薬品として指定され医薬部外品にパパインを配合して販売することが禁止されているほど強力な効果を持っているため、間違った摂り方をしたり大量に摂取することは身体に有害な影響を及ぼす危険性があります。
一方で研究者の中には、パパインの働きは安定したものではないため、強い胃酸によってその働きが失われてしまって期待通りの効果が得られない事も多いという説もあります。
パパインの役割
パパインの役割は、主に消化に対して多くの効能が確認されています。
タンパク質分解酵素だけではなく脂肪分解酵素、糖分分解酵素として強力な効果を発揮するパパインは、肉の食べ過ぎによる消化不良などや胃もたれなどを防いでくれる効果や、血中の悪玉コレステロールを分解し体外に排出してくれる効果もあり、中性脂肪や脂肪肝を燃焼しやくすしてくれる上に動脈硬化などの血液疾患、糖尿病に対しても有効な効果を期待できます。
また、消化酵素を補う役割も持っているため、代謝酵素が減ってしまうのを防ぐこともでき、エネルギーの代謝を維持させてり向上させる効果もあります。
パパインが活躍しているのは食の分野だけではなく、タンパク質を分解する効果を活用した洗顔料や入浴剤などもあり、古い角質などのタンパク質による汚れを効果的に除去することができたり、殺菌効果を利用して洗濯石鹸やトイレ洗浄剤にも使われたりしています。
その他にも、パパインに含まれている複数の植物性加水分解酵素による効果で、タンパク質・脂肪・糖分を同時に分解することができるため、痛み成分であるヒスタミンを瞬時に除去してくれる効果があり、鎮痛剤として利用されることもあれば、抗菌作用や腸内環境を改善、炎症を治しくれる効果まで確認されていることから、幅広い分野で注目し活用されています。
今では、脂肪分解能力の高さと豊富なビタミンCとアミノ酸を吸収しやすくする働きや低いカロリーなどからダイエット用のサプリメントとしても多く活用されています。
しかし、南国ではメディカルフルーツとして知られている青パパイヤですが、産地が沖縄などに限定されている上に、前述した通り4日ほどで出なくなってしまうパパインを安定的に供給する為に、常に食卓に並べようと思ったら大変な努力と莫大な費用が掛かってしまうため、生の青パパイヤを食べる事でパパインを摂取して健康を維持管理しようとするのは難しいと言えます。

コスメに配合される場合は、角層細胞のタンパク質を分解し、古い角層を除去する働きに優れ、毛穴の角栓除去などに利用されますが、粉末で、使用する直前に溶かして使用しなくては活性が得られません。
洗剤に利用される場合もあり。
パパイン酵素を含むコスメやサプリ
当サイトで使用済みの製品からピックアップ。
香りはほとんどなく、しみることもありませんでした。
洗顔で残った泡は、ひじやひざなどのザラつきも同時に落とすといいと思います。

パパイン酵素配合のバストアップサプリ/天使の秘密
パパイヤも酵素の成分パパインが有名でダブル酵素といった感じ。
メロンプラセンタは珍しい植物性のプラセンタで、当然動物性からくる感染症の心配もありません。
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