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ATP分解酵素の果たす役割

カテゴリ:成分

ATP分解酵素 とは

ATP分解酵素とはその名の通りATPを分解することができる働きがある酵素のことを言います。この場合のATPとはアデノシン三リン酸のことを意味しています。

アデノシン三リン酸はアデノシンのリボースとリン酸が結びついた化合物です。このリボースと結びついているリン酸の数が3つのものをアデノシン三リン酸と呼んでいます。
このリボースとリン酸の間は高いエネルギーの結合で結ばれていることで知られています。リボースとリン酸の間のこのエネルギーが生命の生活にとって大きな意味を持っています。生き物はこのアデノシン三リン酸を体内で分解することによって、リボースとリン酸の間の結合のエネルギーを得ることができます。そのための分解に使われる酵素のことをATP分解酵素と一般的に呼んでいます。このATP分解酵素にはアデノシントリフォスファターゼやアデノシン三リン酸フォスファターゼが正しい名称になります。

またこれらの名前の他に略称としてATPアーゼという名称が使われることもあります。このATP分解酵素はアデノシン三リン酸を分解してエネルギーを生成する働きをすることにより、生命にとって生命活動をする上で欠かせないものとなっています。ATP分解酵素と呼ばれるものにはいくつかの種類があることも知られています。その中の一つが運動性タンパク質ATPアーゼと呼ばれるものです。この種類のものに共通する特徴としてはタンパク質とATPの結合に深く関与している酵素です。

この種類の酵素に分類されるものとしてはミオシンATPアーゼなどの酵素があります。またキネシンATPアーゼなどもこの種類の酵素に該当します。キネシンATPアーゼは体内での物質の運搬に関与する働きを持っています。同様な働きをする酵素としてはダイニンATPアーゼなどがあります。このキネシンATPアーゼとダイニンATPアーゼは、生物の体内で相互に補完的な働きをしています。

ATP分解酵素 の役割

ATP分解酵素はアデノシン三リン酸を生体内で分解しエネルギーを発生させることから、多くの生物の生命活動にとって重要な役割を演じています。

ATP分解酵素が体内で発生させるこのエネルギーは生体内でさまざまな用途に使用されていることから、それらの働きは全てATP分解酵素がなくては成立しないものといえます。
ATP分解酵素がアデノシン三リン酸の分解によって発生させたエネルギーは細胞内で物質が輸送されるときにも利用されています。こうした体内でのエネルギーを用いた能動的な物質の輸送は生体にとってさまざまなことの根源となっています。

生体自体を作り上げることにもこうした能動的な物質輸送は大きく関与しています。人間の身体に常に新しい細胞を作り出すうえでこうした物質を体内の必要な部分に移動することはなくてはならないものとなっています。

また身体を作り出す他にも身体を健康な状態に維持するときにもATP分解酵素が作り出すエネルギーは必要になってきます。外部から生命にとって危険な物質が侵入したときなどにもそれらを無害なものにしたり、体外に排出したりする場合にもエネルギーは利用されます。ですからエネルギーがなければ人間は生命活動を維持することもできません。

またATP分解酵素が作り出すエネルギーは動物が身体を動かすときにも利用されます。動物が身体を動かすためにはその骨格のまわりについている筋肉を収縮させる必要がありますが、この筋肉の収縮にもATP分解酵素が発生させたエネルギーが使用されます。つまりATP分解酵素がエネルギーを発生させなければ動物は動くことも難しくなるということです。

人間が長時間動き続けた場合にはその間ずっと筋肉を収縮させるためにエネルギーが使用されることになりますが、筋肉を収縮させるために必要なエネルギーをATP分解酵素が供給することが追いつかなくなった場合には、人間が苦しさを感じるのはそのためです。

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