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4)香料・着色(顔)料

香料・着色料
香料・着色料

コスメ内のその他の成分です。
スキンケア製品での役割は余り大きくありませんが、メークなどその他の製品では重要な役割を担います。

以下の太字は検定試験にて特に出てくる事柄となっています。

香料

・まず初めに、香料は各種類ありますが、成分表示としては詳細を記載する義務はありません。
ですので「香料」と記載され実際にどのような原料が使われているのか分からない場合もありますし、全て記載している製品も存在します。

また植物性の香料(主に精油)のみ表記して、残りの合成香料は「香料」と表記している場合もあります。
(「合成香料が危険なので隠す」といった意図ではありません。)

尚、無香料の場合も他のベース成分に匂いがついている場合もある為、必ずしも無臭である訳ではありません。

・香料は直接肌に影響しませんが、アロマ効果など心的に作用し間接的に体調にも変化を及ぼします。
また、原料のにおいを隠す・打ち消す「マスキング」という使われ方もします。

・天然や合成香料を組み合わせ目的の香りを作り出すには香料師の存在は必要不可欠です。

天然香料

・植物のみならず動物由来も天然香料です。
香り成分を分離させるために蒸留・抽出・圧搾する方法がとられています。

植物性香料/主にラベンダー油、オレンジ油などの精油やローズなど。
柑橘系果実の精油は圧搾法にて。花や茎から抽出するローズやラベンダーなどは水蒸気蒸留法にて。

花から水蒸気蒸留法を使うと、精油とフローラルウォーターの2種類の香料を抽出でき、油と水、それぞれ別の香料として扱われます。

動物性香料/ムスクなどワシントン条約で保護されている動物から得られる香料のため、希少性が高く現在は合成的に作られたものが主流です。

合成香料

・天然香料は香料以外にも機能性成分として使われる分、香り以外の成分も含まれるため、化粧品の香料として配合するには多量に配合しなくてはなりません。
しかも天然香料は化粧水などの水性には配合しにくく、成分中には肌に悪影響を及ぼす成分も存在するため、配合できない(肌に塗ってはいけない)成分も存在します。

そこで利用されるのが合成香料です。
不要な成分を取り除き、香りだけに特化したものとなるため、少量でも効果を発揮し、肌への悪影響もありません。

ですので合成香料にも配合する理由があり、メリットが存在しています。

着色料

・着色料(剤)は色味を変化させるメーク製品には特に欠かせない成分です。
逆にスキンケア製品の場合は元の色を打ち消す程度の使用量ですので、メークかスキンケアかで配合量は大きく異なります。そういった面もあり顔料とも呼ばれています。

・この着色料には大きく無機顔料・有機合成色素・天然色素の3つに分けられます。

無機顔料

・顔料とは水や油に溶けない粉体状の色材を指します。そしてその中でも有機物を含まないものが無機顔料です。

・鉱物を粉体にしたものが使われていましたが、現在では合成的に作られたものが多くあります。
主に耐光性(屋外でも変色や劣化が起こりにくい)成分で、メーク製品に必須の着色料です。

・無機顔料の中でも性質が異なる4種類に分けられます。

白色顔料/酸化チタン酸化亜鉛

着色顔料/酸化鉄ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄)、グンジョウ(群青) など

体質顔料/タルクシリカマイカカオリン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム など

パール顔料/魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化チタン被覆マイカ など

これらの成分は光を通さない作用もあり、紫外線防止剤としても配合されています。
SPF、PAの記載が無い場合でも少なからず効果があります。)

有機合成色素

・無機が顔料であれば、こちらは染料。その他に有機顔料も含まれます。

顔料とは逆に水や油に溶け発色が良いですが、角層に染着する色素もあり色を落ちにくくする必要があるリップなどに利用されます。

顔料/黄色5号、赤色223号 など

有機顔料/赤色228号、青色404号 など

・これらは主に石炭から作られるコールタールを原料にしていることが多いため「タール色素」と呼ばれています。
ただしコールタール原料ではない色素もあるため、合成色素と呼ばれる事もあります。

・無機顔料だけでは色の再現が難しいため、多くの製品に理想的な色をつける為に多用されています。
無論、法定色素によって医薬品の着色剤として許可された安全な83品(2018/1/15)から選別され、化粧品に使用されています。

解説
(主観)検定用に奇数は顔料、偶数は有機顔料 なんて覚え方も模索中。
天然色素

・果実や野菜などの植物や動物も含めた天然由来の色素です。
着色力が弱く、劣化(褪色)してしまうものが多いため、メーク製品ではあまり使われていません。

天然色素/β-カロチン、クチナシ青、ベニバナ赤、クロロフィル、クルクミン など