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C)クリーム・乳液の基礎知識

JINOアミノシューティカル クリーム
クリーム・乳液の基礎知識
解説
クリーム・乳液の基礎知識を学びましょう。これらを理解するにはまずベース成分について理解しておく必要があります。

基本的に各検定試験の対策も兼ねた内容になっています。

・クリーム・乳液は化粧水と同じく肌にうるおいと保湿を与えます。それに加え、肌を柔軟にし、「油性成分」によって肌を保護する役目のエモリエント効果(水分蒸発の抑制や柔肌/人工的な皮脂膜)があります。

このエモリエント効果により、膜のおかげて気化熱による温度低下も防げるため保温効果も兼ねています。ですので寒く乾燥した時期に乳液+クリームを合わせるのは決して無駄ではありません。

化粧水とは違い油性成分が入っているので、水性と油性をしっかり混ぜ合わせるために「界面活性剤」も配合されています。

■クリームと乳液の違い

・水性、油性、界面活性剤と構成する成分は同じですが、乳液は油性成分の中でもトロトロの「油」が使われることが多く肌に馴染みやすい。そしてクリームは元々固形の「ロウ」も含め、油分が比較的多く使われエモリエント効果が高くなっています。
しかしながら明確な区分はされていません。

・クリームは比較的油分が多いとはいうものの、成分全体から観ると水性成分の方が多く配合され「水中油型」に該当(逆に油分が多い場合は「油中水型」/ベタつくが汗に強くLFや日焼け止めなどが該当)し、サラっとさっぱり、みずみずしい感触で水でも落としやすい仕様の場合が多いです。

・界面活性剤も使われていますが、乳液の場合は特に油分がすくなく安定しづらいため、別途「増粘剤」によって安定(トロみをつける)させている場合もあります。

■ジェルクリーム

油と水を安定させるために界面活性剤や増粘剤が使われると書きましたが、近年(掲載時2018年1月)ではそれら両方の機能を備えた「高分子乳化剤」(分類としては増粘剤)という成分も開発され、乳液のように油分が少なくてもクリーム状にすることが可能になっています。

こういった設計の製品は主に「ジェルクリーム」と呼ばれています。

・高分子乳化剤(増粘剤)の例
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
こちらは中性の時に最大の効果を発揮しますが、元は酸性のため中和させるアルカリ性の「pH調整剤」である「水酸化Na」や「水酸化K」と同時に配合されます。

水酸化Kとまとめて(中和済み/最終反応生成物として)表記する場合は「(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーK」となります。

(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
こちらが配合されている場合は、油性成分の「トリエチルヘキサイン」や「イソヘキサデカン」など。そして界面活性剤の「ポリソルベート80」など と混合した原料として販売されているためこれらの成分と一緒に表記されている場合があります。

解説
仕組みが難しいというよりも、成分名がカタカナと数字ばかりで把握しづらいですね。

暗記ではなく「○○酸」や「Na/K」、「クロスポリマー」など分解して1つづつ理解して行けば「何剤」なのか、「用途」は何なのかも少しずつ分かるようになってきます。