
ココナッツオイル
しかしながらアメリカ心臓協会の新しいガイドラインによると、ココナッツオイルはコレステロール値を上昇させるという点で、バターや牛肉と同じくらい健康に悪いということが明らかになったのです。
the journal Circulationに掲載された記事によると、アメリカ人のおよそ72%はココナッツオイルは健康食品だと考えているのに対して、栄養士の場合およそ37%しかココナッツオイルが健康だと見なしていないという統計が出ているのです。さらに医師たちの多くは、ココナッツオイルが健康食品として販売されているのは間違っているとさえ述べているのです。
BBC Newsによると、ココナッツオイルに含まれる脂肪の82%は、心臓病や脳卒中に起因する飽和脂肪酸であると分かっています。さらに行われたある対照実験によると、ココナッツオイルは、オリーブオイルやサフラワー油(ベニバナ油)に比べて、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を上昇させてしまうということも分かったのです。実験を行った研究者によると、ココナッツオイルはLDLコレステロール値を上昇させるという点では、バター・牛肉脂肪・パーム油と何ら変わりがないと述べています。さらに次のように続けています。
「ココナッツオイルは心血管疾患の原因となるLDLコレステロール値を上昇させ、さらにはそれを相殺するような好ましい健康上の影響も見られないため、ココナッツオイルの使用はできるだけ控えた方が良いでしょう。」
全体として、アメリカ心臓協会はココナッツオイルのような飽和脂肪酸の摂取量を制限するべきであると述べていて、代わりにオリーブオイルやヒマワリ油のような不飽和植物油の使用を推奨しています。ココナッツオイルはあくまで肌や髪に塗って使う美容オイルとしての使用に留めた方が良いのかもしれません。
[2017年6月18日 Woman’s Day BY Megan Friedman]特に情報の日付や数値に関しては正確なものを掲載するように心がけております。
via:Coconut Oil Isn’t the Diet Miracle You Think It Is/ translated by sirokuma / edited by nao
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