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チェストベリー/ツリー(ヴィテックス/バイテックス)の効果や副作用とは

ヴィテックス

ヴィテックス/バイテックス・アグネスカステス(VitexAgnus-Castus)

チェストベリー/ツリーとは

チェストベリーは、地中海沿岸(ギリシャ、イタリア)や中央アジアに生息をしているクマツヅラ科の天然の植物です。

別名:西洋人参木/Vitex Agnus-castus

ベリーというからには甘い果実かと思うけど、別名でわかる通りそんな甘いものではありません。ヴィテックス(バイテックス)という呼び名の方がピンと来る方が多いかもしれませんね。

果実のエキスを使用する事もありますが、基本的には果実や種を使ってハーブティーで飲んだりするものなのでマズい模様。

チェストベリーの効果

■主な効果

不妊、PMS、生理不順、更年期障害、バストアップ、黄体機能不全症、高プロラクチン血症、母乳の出を良くする など

その他はPMSからくるニキビ対策にも有効。ずっと昔にはメンタル系の安定剤のような感じで使われていたとか。現在はPMS対策の信頼が厚く、ドイツではPMS症状を和らげる治療薬としても認められ、臨床試験による効果も報告されています。

PMSの症状の緩和

女性の約75パーセントはPMSの症状を経験しているとされています。生理が始まる2~14日前に身体的および気分的な不快感を感じるならば、それはPMSの症状に他なりません。
ただこのPMSの症状は、体内のホルモンバランスを適切なバランスに整えることで症状を軽減、もしくは無くすことができるのです。

女性の場合、プロラクチンというホルモンが体内で過剰に分泌された場合、PMSの症状につながってしまいます。チェストベリーには、脳下垂体前葉からプロラクチンが分泌されるのを抑制する効果があります。そのためPMS症状を軽減するのに役立つのです。
あらゆる研究によって、チェストベリーは乳房の緊満感、頭痛、情緒不安定といったPMS症状を軽減する効果があるということが分かっています。

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子宮筋腫の治療に

子宮筋腫とは子宮壁内で見つかる良性腫瘍のことです。この子宮筋腫は、子宮の大きさや形が変化してしまったり、他の不快な症状を引き起こす原因となります。
子宮筋腫を予防および治療するのに重要な方法は、体内のホルモンバランスを適切に維持するということです。チェストベリーにはエストロゲンおよびプロゲステロンといったホルモンのバランスを適切に保つ効果があります。そのためチェストベリーを摂取することで、結果的に子宮筋腫を予防および治療することができるのです。

不妊治療

チェストベリーは不妊症の女性にとっても役に立つハーブです。不妊症は、卵巣がプロゲステロンというホルモンを十分に分泌しないせいか、もしくは黄体機能不全によって起こる状態です。

不妊症と診断された48人の女性(23~29歳)を対象にして、3ヶ月間毎日1度チェストベリーを摂取するという実験が行われました。その結果、48人中7人の女性が妊娠し、25人の女性のプロゲステロン値が正常に戻って妊娠する可能性が高まったという結果になったのです。

さらに、黄体機能不全に起因する高プロラクチン血症(血液中のプロラクチン量が正常レベルよりも高い)を患っている52人の女性を対象にして、3ヶ月間毎日20mgのチェストベリー成分を摂取するという実験が行われた結果、実験対象者の血液中のプロラクチンの値が低下し、黄体機能が正常に戻ったのです。さらに実験対象者のうち2人は妊娠に成功し、副作用も一切見られなかったのです。
これらの実験結果は、チェストベリーが不妊治療に役立つことを確かに示しています。

追記:チェストベリーの中にはテルペン、フラボノイド、イリドイド配糖体といったような成分が含まれているのですが、これは女性ホルモンのうち黄体ホルモンに対して高い作用を発揮し、不妊に対しても効果が見られます。
これはチェストベリーの有効成 分によって黄体ホルモンが刺激され、それによって妊娠しやすい体をつくるというのが理由です。

黄体ホルモンは受精卵が着床することに備えて子宮内膜を厚くしたり、いつ妊娠しても良いように栄養や水分を体に蓄える、おりものを生成して細菌の侵入を防ぐと言ったような様々な機能があります。

そして不妊症状を抱える女性の中には、これらの機能のいずれかが上手く機能しないことが原因となって、妊娠が出来ない状況に陥っている人もいます。
そうしたことが理由で妊娠が出来ない状況にあるのであれば、チェストベリーを継続して服用していけば、症状の緩和・解決を狙うことができるのです。

ただ注意をしたいのが、こうした自然由来の成分の効果は化学合成によって作られる医薬品と比べると一歩劣る部分があるということです。
その分副作用リスクなどを含めた安全性については優れている部分もあるのですが、チェストベリー由来の成分をバストアップサプリで摂取しているからと言って、絶対に症状が解決するという保証はありません。

基本的に不妊症状というのは原因の特定が難しく、治療に関しても長い時間がかかるものですから、本格的な治療を進める際には自己判断だけではなく、必ず産婦人科医などを受診してから判断するようにしましょう。

にぎび治療

ホルモンバランスが崩れてしまうと、特に女性にとってにきびができてしまう原因となっています。毎月のように顔ににきびができてしまう(特にあご付近)場合、チェストベリーはそういったにきびの治療薬となることでしょう。チェストベリーは体内のホルモンバランスを整える効果があるので、にきび治療に最適なハーブなんです。

子宮内膜症の治療

子宮内膜症とは、子宮内膜が子宮の外側に発生してしまう、痛みを伴う疾患です。この疾患の原因いまだ不確かですが、一般的にホルモンバランスが崩れること、遺伝などが原因であるとされています。遺伝に関してはどうすることもできませんが、ホルモンの不均衡に対してはチェストベリーによって治療することができます。この子宮内膜症を治療するためには、チェストベリーの効果を最大限に得るために、長期間の摂取(1年~1年半)をお勧めします。

無月経の治療

無月経とは、月経が3ヶ月以上止まってしまう状態のことを言います。無月経が起こる原因は様々考えられますが、低エストロゲン症もしくはエストロゲンの欠乏を引き起こしてしまう、過剰なプロラクチンの分泌といったことが原因となる可能性があります。
チェストベリーにはプロラクチンの分泌を抑制し、体内のエストロゲンとプロゲステロンのバランスを正常に保つ効果があります。チェストベリーを摂取することで、結果的に無月経が改善されることがあるのです。

参考:原発性無月経とは

「原発性無月経」とは何らかの原因で、18歳になっても初めての生理がこないこと。

何らかの原因で女性ホルモンの分泌が少なく、子宮の成長が中学生並みの大きさで止まっていて、排卵がないということ、妊娠出産はおそらく望めないだろうということ、このままだとホルモン低下による骨粗鬆症などの恐れもあるということだった。
(引用:Ladies Be Open - ハフィントンポスト日本版 より)

泌乳を促進させる

チェストベリーは、ヨーロッパで泌乳効果があると評判があるハーブの1つです。ミシガン大学で行われた研究によると、チェストベリーを摂取することで妊娠合併症の有無に関わらず母親の乳量が増加する可能性があるということが分かりました。
チェストベリーのような泌乳を促進させるハーブは、'催乳薬'と呼ばれることがあります。ずいぶん昔にドイツで行われた実験で、催乳薬を摂取することによってビタミンB1を摂取する場合よりも乳量を増加させることができる、ということが分かったのです。
授乳を頻繁に行う女性にとってのチェストベリーの安全性はいまだにはっきりとしていません。摂取前はかかりつけのお医者様に確認してください。

更年期症状を軽減する

閉経とは、最後の月経から12ヵ月後に起こるとされている、月経が永久に停止し卵巣の活動がなくなった状態を言います。だいたい40歳~50歳で起こるとされています。更年期症状は閉経の前後期間に起きるもので、チェストベリーはこの更年期症状を軽減する効果があります。
2007年のGynecological Endocrinology(婦人科内分泌学)で掲載された研究によると、チェストベリーの成分を含むサプリメントが閉経前後に起こる女性の更年期症状、ホットフラッシュや睡眠障害といった症状をわれた研究で、チェストベリーの成分を主成分とするサプリメントの摂取によって中程度~重度の更年期症状を軽減できるこ軽減したことが分かりました。
さらに2015年に行とも分かったのです。
ブラックコホシュやドンクアイといったハーブと一緒に摂取することで、さらに高い効果を得ることができます。

前立腺肥大症を治療する

チェストベリーを摂取することで、排尿困難といった症状を引き起こす前立腺肥大症を治療することができます。2005年にスイスのバーゼル大学で行われた研究によると、チェストベリーの抽出物は、前立腺肥大のみならず前立腺癌を予防および治療するのに効果的であるということが分かっています。研究では、チェストベリーには前立腺癌細胞の増殖を防ぎ、死滅させる成分が含まれているということが分かったのです。

豊胸作用

女性のホルモンとしてはプロゲステロンとエストロゲンの二つが特に有名ですが、チェストベリーはこの二つのホルモンのバランスを調節してくれる作用があるのです。
特に重要となるのがプロゲステロンで、チェストベリーはプロゲステロンの補充を行ってくれます。
プロゲステロンは子宮内膜を厚くする、おりものの分泌を促して膣内に雑菌が侵入することを防ぐなどの作用がありますが、このプロゲステロンを補充することによって妊娠しやすい体を作るように働きかけてくれるのです。

乳房は妊娠にも深く関与をしていますから、黄体期である排卵日から生理前にプロゲステロンを補充すると、大きく柔らかいバストを作るのに寄与してくれます。
この効果があるからこそバストアップサプリとして利用がされているのです。

また増えすぎたエストロゲンに対してもその量を抑える作用がありますから、エストロゲンが過剰になってしまっている女性であっても非常に高い効果を期待できるでしょう。

摂取目安量

  • 1日30~40mg
  • (20~40と書かれている文献もあります。)

    ただしバストサプリとして服用される際のチェストベリーが持つ女性ホルモンへの効果は、即効性があるとは言えない部分があります。

    世界各地で行われる実験の中でも服用を始めてから効果が出るまでには最低でも2ヶ月がかかるというような結果が圧倒的多数を占めていますから、長期的に服用することで初めて効果を発揮する成分として考えておくようにしましょう。

    一般的に液体抽出物であったり、カプセルや錠剤化されている固体抽出物ですが、乾燥したチェストベリーを注文して、自宅でハーブティーにしたり他のハーブと合わせてオリジナルの漢方薬を作ることもできるでしょう。
    それぞれの用途に応じた摂取目安量は次の通りです。

  • PMS症状の治療:毎日 朝食前に400ミリグラム
  • 子宮筋腫の治療:毎日2回に分けて計800グラム
  • 不妊症の治療:毎日160~240ミリグラム
  • にきび:毎日160ミリグラム
  • 子宮内膜症の場合:毎日2回に分けて計800ミリグラム
  • 更年期症状の治療:毎日160~240ミリグラム
  • 解説
    私が参考にした文献、ナチュラルメディシン・データベースにもあるように、摂取量にはかなりのバラつきがありますので、各商品や製剤の推奨量を守って飲む事が重要です。
    長期的な服用に関しては共通する事です。

    摂取時期

    チェストベリーを不妊、PMS、バストアップ目的で摂取する場合は、排卵後の黄体ホルモンが優位になる時期に摂取する事が効果的だと言われています。

    もちろん医師から処方を受けた場合は、そちらを優先して下さい。

    副作用など

    副作用はありませんが、ごくまれに頭痛や口の渇き、悪心、軽度の胃炎、肌のかぶれ、肌のかゆみ、頭痛、体重増加がみられる場合があります。

    ホルモンに影響する可能性があるので、妊娠/授乳中の使用はNG
    また、ピル、他女性ホルモン剤、抗精神病薬、ドーパーミン作動薬、胃腸機能調整薬との飲み合わせは作用を強める/弱める可能性があるので控えましょう。

    解説
    この症状は、他のハーブでもあり得る事なので、「チェストベリーだから」という訳ではありませんね。

    (出典/参考:Vitex or Chasteberry, the Female-Friendly Fruit for PMS & More - Dr. Axe / Vitex | Uses, Benefits, Side Effects of Vitex Chaste Tree Berry / ナチュラルメディシン・データベース)


    2 件の口コミ

    1. 質問 より:

      前立腺肥大に効果があると書いてありますが・・・男性が摂取してもいいんでしょうか?

      PMSには40mgでも長期摂取していると症状が緩和した感じはしましたが、改善とまではいかず生理前の眠気が和らいだけど眠いって感じでしたので400mgを今度試してみます

      • [女サプ]ゆみこ&なお より:

        こんにちは。

        当記事を読まれてお分かりかと思いますが、基本的に論文や海外文献等から集めた情報をまとめて掲載しています。

        残念ながら当方は医師でも研究者でもありませんので安易な回答はできません。
        (その情報があるか否かに関わらず、少しでも病気に関わる内容に関しては「医師へ」とさせて頂いております)

        申し訳ありませんが、必ず医師に相談して下さい。/管理人

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