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皮膚再生に携わるセラミドの働きや効果、種類とは

滑らかでモチモチした永遠に若々しい肌への人々の欲求というのは、販売市場において数百億円/数十億ドルもの額へと発展しています。スキンケア商品の新たな不思議な成分として、今セラミドが注目を浴びています。セラミドは肌を若々しくしたり、瑞々しくさせるために欠かせないものとして様々な化粧品に含まれているのです。セラミドは肌の水分およびバリア機能を維持し、皮膚が再生し続けるための鍵となる成分です。

セラミドとは

・セラミドは、スフィンゴシンと脂質(脂肪酸)が結合した脂質の一種です。セラミドは皮膚の角層に存在しています。

・セラミドは角層に存在する細胞間脂質の50%を占めています。細胞が変化して皮膚表面に移動すると、セラミドは最上層である角質層に放出されます。

・ヒトの皮膚には9種類のセラミドが存在しています。その中でもCeramide 2 (セラミド2)およびCeramide 3(セラミド3)は化粧品で最も頻繁に使用されています。

・セラミドは一部の動物の体内組織にも存在し、さらには全粒粉/玄米/サツマイモ/キビ/大豆/ほうれんそう/卵/乳製品/ビート といった多くの食品にも含まれています。

セラミドの働き

セラミドの最も重要な働きは、'肌のバリア機能'を維持し正常に活性化させることです。肌のバリア機能は細菌や紫外線などの外的刺激から肌を保護するのに役立っていて、肌の水分を保つのにつながっているのです。肌のバリア機能によって、セラミドを豊富に含む肌というのは滑らかで、モチモチした弾力性のある肌を維持することができるのです。

さらに肌の真皮および表皮のより深い細胞層において、セラミドは細胞死と細胞の再生を促進するための'シグナル(信号)'として作用しているのです。これはつまり肌を若々しく保ち、肌の老化を防ぐということにつながっているのです。

■セラミドが不足したらどうなるの?

肌のセラミドが不足していると、'肌のバリア機能'が正常に働かないために肌荒れや肌の乾燥を引き起こしてしまいます。肌のセラミドが慢性的に不足していると、様々な肌トラブルを引き起こす'敏感肌'の原因となってしまうので、美しい肌を維持するためにセラミドの維持は不可欠です。

セラミドの効果

化粧品や栄養補助食品に使用されているセラミドは、全粒粉/玄米/さつまいも/コンニャクイモから合成または抽出されているものです。セラミドの安全性に関する化粧品成分審査委員会(Cosmetics Ingredients Review=CIR/英語)の報告によると、利用可能なスキンケア製品に含まれるセラミドは0.2%以下とあります。

セラミドに関する科学調査や皮膚の様々なデータに基づいて、化粧品企業はセラミドを肌に塗布する、または口から摂取することで以下のような効果が得られるとあります。

・肌を保湿して、乾いた肌を潤す
・肌の修復および再生、老化防止
・ほうれい線やシワを減らす

解説
たいだいの口腔摂取(サプリメント)による効果や仕組みは不明(深く調べていません)ですがコンニャクイモ由来のグルコシルセラミドに関しては株式会社ダイセルのデータがあり、コスメ(塗布)に関する大手化粧品会社の試験や研究は各社かなり進んでいます。
個人的には信頼できるデータだと感じますね。

尚、ハトムギ発酵液は加齢やダメージで減少するセラミドの産生を促進するため相性が良く、コスメでは合わせて配合される事が多くあります。

■米由来グルコシルセラミド

こちらはコンニャクイモ由来ではなく米由来に対しての臨床データ。

米由来グルコシルセラミドの水分蒸散量試験/チョコラBB公式サイトより

米由来グルコシルセラミドの水分蒸散量試験/チョコラBB公式サイトより

減っていますが、蒸散量ですので少ない方が良い結果といえます。

参考①/チョコラBB/機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報
  ┗①が参考にしている文献/米胚芽エキス配合粉末顆粒の摂取による全身の皮膚バリア機能に対する改善効果

セラミドの種類

9種類のセラミド

セラミドには9種類ものタイプがあります。化粧品にどのセラミドが使われているのか判断するのには、以下のリストが役に立つでしょう。9種類のセラミドは、具体的に以下のような方法で分類されています。なお、上記の通り化粧品にはCeramide 2 およびCeramide 3が最も頻繁に使用されています。

1.番号によって分類した、INCI名(化粧品成分の国際的表示名称)。
(例) Ceramide 1 ~ Ceramide 9

2.改訂されたINCI名(Mottaシステムと呼ばれる)によって、N/A/O/S/P/H/Eといった文字を使って分類した方法。 N= 一般的な脂肪酸、A= α-ヒドロキシ酸、O=ω-ヒドロキシ脂肪酸 S=スフィンゴイド、P=植物スフィンゴイド、H=ヒドロキシスピロ、E=エステル結合脂肪酸
(例) Ceramide EOS、 Cermamide NS、Ceramide NP 、etc...

3.セラミドの化学名がそのまま使用されているタイプ。セラミドという言葉がまったく使われていないので注意が必要です。
(例)N-stearoyl sphinganine、N-stearoyl phytosphingosine 、etc...

■セラミドの種類と特徴

Ceramide 1 = Ceramide EOS
(肌のバリア機能を高め、肌の弾力性を向上させる/非常に高価)

Ceramide 2 = Cermamide NS = N-stearoyl sphinganine
(高い保水性が特徴。私たちの肌に最も多く含まれるセラミドのため、肌に大きな影響を与えている。天然ヒト型セラミド)※Cermamide NGとも表記されます。

Ceramide 3 = Ceramide NP = N-stearoyl phytosphingosine
(肌のバリア機能を修復し、保湿を促す。人間の皮膚に存在する。天然ヒト型セラミド)

Ceramide 4 = Ceramide EOH
(角質の脂質バリア層を作り、それを保持する)

Ceramide 5 = Ceramide AS
(角質の脂質バリア層を作り、それを保持する)

Ceramide 6 = Ceramide AP = α-hydroxy-N-stearoylphytosphingosine
(肌のバリア機能を修復し、刺激が少なくシワのない肌をもたらす。天然ヒト型セラミド)

Ceramide 6 II = Caproyl sphingosine
(肌のバリア機能を修復し、刺激が少なくシワのない肌をもたらす。細胞間脂質の成分を模倣した合成物。合成セラミド)

Ceramide 7 = Ceramide AH
(皮膚に存在する菌のバランスを整える)

Ceramide 8 = Ceramide NH
(不明)

Ceramide 9 = Ceramide EOP
(日焼けによってダメージを受けて乾燥した肌を修復し保護する。合成セラミド)

Ceramide E = Cetyl-PG Hydroxyethyl Palmitamide and Hexadecanamide
(不明)

(セラミドの種類と特徴:http://asia.be.com/beauty/skincare/skincare-101-ceramide-141551.html/Skincare 101: What is ceramide? より)/ translated by sirokuma

解説
(不明)に関しては、まだまだ研究が必要なようです。コスメ原材料表記でよく見かけるのはセラミド NP(3)、セラミド NG(2)、セラミド AP(6)辺りでしょうか。

旧表記が入って混乱しやすいので、もっと多くありそうですが実際確認されているのはこの種類のようです。

原材料の種類

コスメに配合されているセラミドにも種類がありそれぞれ特徴がありますが、合成・植物性と近頃特に多くのコスメに配合されているヒト型セラミド。ヒト型セラミドはヒトに近い組成のために浸透力や保湿力に優れているのが特徴です。

それに対し天然セラミドはこちらもヒトの角層に近い(細胞間脂質と類似した)性質があり、保湿力が優れているため肌荒れに高い効果を期待できますが、動物の脳や脊髄などから抽出される成分(ウマスフィンゴ脂質、セレブロシドなど)の為、希少な成分で十分に配合するのが難しいセラミドです。

・コストの安い分、効果もそこそこの合成セラミド。
・特に肌にやさしい植物性セラミド。
・効果が高いがそれなりのコストで配合できるのでコストパフォーマンスに優れるヒト型セラミド。
・そして特に保湿効果は高いがコストの掛かる天然セラミド。

合成、合成疑似と比較してヒト型セラミドの保湿力は約3倍あります。

解説
コスメで分類されるのは天然由来(動物、植物性)、合成由来(ヒト型、疑似)
となっています。ちょっとややこしい。

※資格勉強中の日本化粧品検定テキストより

コスメ製品からみるセラミドの種類

以下は今までにレビューしたコスメ内にて使用されている各社独自に作られたり配合されたセラミドです。

■Wヒト型ナノセラミド
アスタリフト ベーシックトライアルキット

高密度 Wヒト型ナノセラミド配合のアスタリフトシリーズ

ヒト型セラミドを20ナノメートルで高濃度分散し、角層浸透性と肌のバリア機能の回復力を高める

独自の乳化分散技術を用いることで、「ヒト型セラミド」を溶解・分散するためのオイルや乳化剤を使用せず、平均粒径20ナノメートルで、「ヒト型セラミド」を高濃度分散することに成功しました。この結果、従来のセラミド分散液に対して、角層浸透性が約9倍に向上しました。また、肌のバリア機能が迅速に回復し、保湿に寄与していることを確認しました。

■疑似セラミド

ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)

アテニア BBクリーム

アテニア BBクリームに配合されている疑似セラミド

ラウロイルグルタミン酸とフィトステロール、オクチルドデカノールを合わせたもので、フィト(植物)ステロールは健康食品でも注目されているフィトケミカルの1つです。

この成分は植物性の細胞間脂質で、肌を柔軟(エモリエント効果)にし、保湿、抱水性が高く、メイクやキューティクル製品に利用され、その有用性から疑似セラミドとも呼ばれています。

■セラミド誘導体
ファンケルドクター乾燥敏感肌ケアライン

セラミド誘導体配合のファンケルドクター乾燥敏感肌ケアライン

セラミド誘導体=疑似セラミド(セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド)。肌からの水分蒸発を防ぐ。

アセチルヒドロキシプロリンはセラミド合成を約1.5倍アップ。浸透力も高い。

■セラミドアミノ
ブライトエイジ シリーズ

高保湿セラミドアミノを配合したブライトエイジ シリーズ

人間自体に存在する天然保湿因子NMFを作り出す為のアミノ酸類とセラミド類を含んだセラミドアミノが高保湿を生み出します。

セラミドアミノ:(水添大豆リン脂質、フィトステロール、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシンステアロイルフィトスフィンゴシンヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシンベタイン、DL-PCA・Na液、ソルビット液、セリングリシン、L-グルタミン酸アラニン、リジン液、アルギニントレオニンプロリンパラベン

■セラキュート
オウンセラベーシックケア3点セット

セラキュート配合のオウンセラシリーズ

オウンセラシリーズ全てに配合されているセラミドポリマーであるセラキュート。これはとても結合力が強いため肌のリフトケアに有用な成分です。もちろん肌の弾力にも繋がります。
これに伴いハリの為に浸透型(加水分解)コラーゲンとそのコラーゲンの産生を促進するヒアルロン酸なども配合されています。
■ナノ化天然セラミド
アクアバイタルCEローションを手に取る

ナノ化した天然セラミド配合のCEローション

こちらはセラミド化粧水なので、VCローションと同じくAPPS、3GAも配合しつつヒト型セラミド(AP、NP、NG)とナノ化した天然セラミド(ビオセラミド/セレブロシドとして)を配合しています。
ヒト型セラミドは合成セラミドや合成擬似セラミドと比較して3倍の保湿力を持ち、コストパフォーマンスも優れているため近頃のコスメには必ずと言って良いほど使用されていますが、天然セラミドは特に保湿力が高い反面、希少な成分のためなかなかに配合しずらい高級な素材です。
■低分子/高分子ヒアルロン酸
APPSを配合したサイクルプラスシリーズ

5種のヒアルロン酸を配合したサイクルプラスシリーズ

浸透型・保水型に低分子ヒアルロン酸。3D・バリア型・高吸着型に高分子ヒアルロン酸を使用。

これらのヒアルロン酸を最大限に活かす為に、相乗効果のあるビタミンC誘導体も配合されています。

これらのヒアルロン酸が組み合わさると..

・肌の表面を覆って、潤いの蒸散を防ぐ
・内側からじんわり保湿。時間が経っても潤いがつづく
・肌に留まる力が強く、洗顔した後でも肌がしっとり
(引用:サイクルプラス公式サイト より)

と、従来よりも機能がアップします。



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